馬場俊英の名言集
「ありがとう」にしても、言葉自体は記号みたいなものだと思うんですよ。でも「誰が、いつ、どんなときに、どんなふうに、誰に対して」ということを描くことで、使い古された言葉がちゃんと意味を持つ。そういう曲の作り方ができたら、すごくいいだろうなって思ってますね
馬場俊英
音楽に関しても、確かに味付けはシンプルですよね。変わったスパイスを使うんじゃなくて、近所のスーパーに売ってる食材で作るというか(笑)。そういう音楽だなとは思います
楽曲を作っていると歌詞もメロディも、答えはひとつじゃないんだなっていつも思うんですよ
何人かで一緒にやっていく場合、そのときの環境、周りの人たちとの関係によって、進んでいく方向も変わってくるんですよね
音楽活 動をしていく上で、何を分母にするか?ということだと思うんですよ。「ひとりだけでやる」のと、「一緒に楽曲を作る人、それをお客さんに届けてくれる人を含めてひとつの母体として考える」のでは、ずいぶん違いますから
「楽しかった」「いい経験ができた」と思えば次も来てくれるだろうし、「ちょっと違ったな」と思えばおそらく次は来てくれない。それは音楽に詳しい人もそうでない人も同じなんですよね
たった1人でも理解者がいてくれて「次も期待してるよ」って言ってくれて。その気持ちは裏切れないし「もっとすごいアルバムができたね」って言ってもらいたいなって
何もなくなって、ペンペン草も生えないような場所で、自分の力で打ち立てるもの──それが自分らしさだと思うんですよね