哲学者の名言集
君子は和して同ぜず。小人は同じて和せず
孔子
子曰く、巧言は徳を乱る。小を忍ばざれば則ち大謀を乱る
子曰く、衆之を悪むも必ず察し、衆之を好むも必ず察す
千里の旅も一歩から
子曰く、仁に当っては師に譲らず
鼠を見るに皮あり、人にしてしかも儀無し
貌(かお)をもって人を取る
剛毅木訥(ごうきぼくとつ) 仁に近し
良薬は口に苦くして病に利あり。忠言は耳に逆らいて行いに利あり
反駁(はんばく)を好み、多くの言を費やす者は、いかなる正しいことも学ぶ能力がない
デモクリトス
魅力ある老人とは甘美に誘い、また重々しく語ることのできる人である
敵に勝つ者のみが勇敢なるにあらず、自己の快楽に克つ者もまた然り
人間どもが幸福になるには、身体によるものにあらず、金銭によるものあらずして、むしろ心の正しさと知恵の多さによる
幸福と不幸とは、共に心にあり
愚者どもを支配するよりも、愚者どもに支配さらるる方が勝れり
愚者のみが死を恐れるあまり齢を重ねんとす
友情の続かざるものは性格の悪しき人間なり
知性を伴わぬ名声と富は、危険なる持物なり
快と不快こそ、有益なものと無益なものを分ける境界線である
身体の美は、もし知性がその根底になければ動物的なものに過ぎず
賢者には大地は至る所に開かれている。善良なる魂の祖国は全世界なり
人は善き人であるか、善き人を見倣うか、そのいずれかでなければならない
順境において友を得るは易く、逆境において友を得るは難し
人々が幸福であるのは、身体によるものでも、財産によるものでもない。むしろ心の正しさと思慮深さによる
下らぬ連中が非難しても、優れた人は意に介さない
友人らしく見える人々は、おおかた友人にあらず、かく見えぬ人がおおむね友人なり
祝祭のない生活とは旅館のない、長い街道である
嫉妬深い人は自分自身を敵でもあるかのように苦しめる
多くの人は、素質によってよりも、練習によって善きものとなる
教育は幸運なる人々には飾りとなり、不運なる人々には避難所となる
多くの愚者を友とするより一人の知者を友とするべきである
法は、仮に人が別の人を虐待しないなら、各人が自分の自由に従って生きることを妨げることはないであろう
医術は身体の病気を癒すものであり、他方、知恵は魂を激情から解放するものである
誠実な友人をひとりとして持たぬ者は生きるに値しない
人の慣わしで甘さ、辛さ、温かさ、冷たさ、色。しかし真実にはアトムと空虚
人間たちの幸福は、身体によってでも金銭によってでもなく、正しさと思慮深さによってである
知って行はざるは知らざるに同じ
貝原益軒
およそ小児の教えは早くすべし
疑いをひとに問うは、知を求める道なり。みずから心に道理を思うは、知をひらく本なり
人の目は百里の遠きを見れども、その背を見ず。明鏡と雖もその裏を照らさず
食べ物は身を養うに、益あるものを選べ
命の長短は身の強弱によらず、慎と不慎とによれり
心を平らにし気を 和にす。これ身を養い、徳を養うの工夫
冬は天気の陽気とぢかくれ、人の血気おさまる時也。心気を閑(しずか)にし、おさめて保つべし
老人は一日をもって十日として日々楽しむべし、常に日を愛惜して一日もあだに暮らすべからず
60歳までに種を蒔く。そして60歳を過ぎたら人生の収穫期に 入りなさい
人を恨んだり、怒ったり、身体を憂いなげきて心を苦しめ、楽しまないで、儚く年月を過ごすことは惜しいことだ
心は常に楽しませてあげなさい。苦しめてはいけません
喜びの時も怒りも時も何も行動をしてはいけない。喜びもやみ、怒りもやみ、平常心を取り戻した後に事を行なうようにしなさい
命が短ければ天下四海の富を得ても、使う時間が無く、どれほどの財産も意味をなさない
自ら楽しみ、人を楽しませてこそ人として生まれた甲斐がある
自分が幸せか不幸せかは天命に任せなさい。人のせいなどにするものではありません
善人に交われば、その善を見習い、善言を聞き、わがあやまりを聞きて、益多し。悪友に交れば、はやく悪にうつりやすし。必ず友を選びて、かりそめにも悪友に交わるべからず
志を立てることは大にして高くすべし。小にして低ければ、小成に安んじて成就しがたし。天下第一等の人とならんと平生志すべし
言語を慎んで無用の言葉を省き、言葉数を少なくしなさい。喋れば喋るほど気を減らし、また気が高ぶる
養生の要は、自ら欺くことを戒めてよく忍にあり
知っていてもそれを行動に移さないのであれば知らない者と何ら変わりは無い
命の長短は身体の強弱よりも、慎みを持って生きるか欲望のままに生きるかによる所が大きい
人に礼法があれば、それは川に堤防があるようなものだ。堤防さえあれば大抵氾濫の害はなく、人に礼法あれば悪事は生じない
朝早く起きるは家の栄えるしるしなり。遅く起きるは家の衰える基なり
希望は貧しい人間のパンである
タレス
希望に生きる者は常に若い
三木清
医者とは、ほとんど知識を持っていない薬を処方し、さらに少ない知識しか持っていない病気を治療し、全然知識を持っていない人間を健康にしようとする者のことである
ヴォルテール
ろくに知りもせぬ怪しげな薬を、なおさら知りもせぬ人の体内に注ぐのが、医者である
寛容とは何か。それは人間愛の所有である。我々はすべて弱さと過ちから作られているのだ。我々の愚かさを許し合おう。これが自然の第一の掟である
優れた人が賞賛されるのは、優れた行為のためだ
慎重な人は自分のために良いことをなし、徳のある人は人のために良いことをなす
一国は他国の滅亡なしには勝ちえないし、不幸な人々を生ぜしめないでは征服しえない。それゆえ、自国の強大を願うことは、隣国の不幸を願うことである
楽しみは、理性を備えたあらゆる生き物の目的であり、義務であり、目標である
船が入港するまで待つな。船に向かって泳げ
考えに考え抜けば解決できない問題はない
医術は患者を慰めることにあり、自然は病気を治す
有益な書物とは、読者に補足を要求せずにはおかぬような書物のことである
勤勉は、退屈、不品行、貧窮の三悪を寄せつけず
身なりが顔つきや風俗を変える
教育は、さまざまな能力を伸ばしはするが、つくり出しはしない
神は男を飼い馴らす 為のみに女を創った
自分のことを賢明と考えている人間は、まことにとんでもない馬鹿者である
偏見は判断を持たない意見である
民衆が議論し始めると、すべてのものが失われる
友情は魂の結びつきである
仕事は、倦怠、悪徳、欲の三大悪から我々を遠ざける
国家に尽くす者には祖先は必要としない
我々も宗教を欲するが、それは、もっとも神にふさわしく、最も我々のために作られた宗教である。一言にしていえば、我々は神と人間に仕えたいのである
自愛は最大のへつらいである
あらゆる宗教のうちでキリスト教は、疑いもなく最も寛容を教えたはずの宗教である。しかし、現在までのところ、キリスト教徒はすべての人間の内で最も不寛容な人たちであった
この世界における大事件の歴史は、犯罪史のほかの何ものでもない
どんな人も他人の経験によって学び取るほど利口ではない
我々の一つの眼は人生のよい部分を見、ほかの眼は悪い部分を見るのに役立っている。前者の眼を閉じるとい う強い癖を持つ人は多くいるけれども、後者の眼を閉じる人はわずかしかいない
人は刃物をふりかざさなければ、この世で成功せず、しかも、死ぬ時は手に武器を握って死ぬのだ
偏見というのは一般愚民の王である
休息はよいことであるが、倦怠はその兄弟である
天性は常に教育よりいっそうの影響力を持つ
自由であろうと望んだ瞬間に、人は自由となる
話すように書かねばならぬ
絶望した側が戦いに勝つことがよくある
機知とは自分の思っている事を人に推測させる余地を与 えるために、半分しか言わない技術である
自然は常に教育よりも一層大きな力を持っていた
全ての人間が生まれたのは男女の快楽のおかげである
時代の精神を持たぬものは、その時代のあらゆる不幸をになう
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