疑いをひとに問うは、知を求める道なり。みずから心に道理を思うは、知をひらく本なり
貝原益軒
此れ聖人の学、至易至簡にして、知り易く従ひ易く、学びて修め易くして才を成し易き所以の者は、正に大端は惟だ心の體の同然に復るに在りて、而して知識技能はあずかり論ずる所に非ざるを以てなり
王陽明
知の痛切にして誠実なるところが行であり、行の明確にして精密なるところが知にほかにならず
人心の理といふものは、古今同じだからナ。たゞその趣が違つて見えるだけだもの
勝海舟
物を贈るには、薄くして誠あるを要す。物厚くして誠なきは、人に接する道にあらず
上杉鷹山
必ず金銀にて人を使はんと思はるるは、人心の離るる本なり
大谷吉継
大将の要害は徳にあり。徳あるところ、天下これに帰す
先人の跡を師とせず、先人の心を師とすべし自ら信ずる所篤ければ、成果自ら到る
志賀潔
多く聞き、多く見て、その中より最も善きものを選び、これに従うて行作せねばならぬのは中人の常なり。されどあまり見聞のみを博くしても、その人に取捨の見識がなければ、選択の見当がつかなくなって迷うようになるものだ
渋沢栄一
慈悲より出づる智勇は本ものなり、慈悲の為めに罰し、慈悲の為め働く故に、強く正しきこと限りなし
山本常朝
大難大変に逢うても動転せぬといふは、まだしきなり。大変に逢うては歓喜踊躍して勇み進むべきなり
少し理屈などを合点したる者は、やがて高慢して、一ふり者と云はれては悦び、我今の世間に合はぬ生れつきなどと云ひて、我が上あらじと思ふは、天罰あるべきなり
徳に勤むる者は、これを求めずして、財自(おのず)から生ず
西郷隆盛
万民の上に位する者、己れを慎み、品行を正しくし、驕奢(きょうしゃ)を戒(いまし)め、節倹を勉め、職事に勤労して人民の標準となり、下民その勤労を気の毒に思ふ様ならでは、政令は行はれ難し
事大小となく、正道を踏み至誠を推し、一事の詐謀を用うべからず
義を見てせざるは、勇無きなり
孔子
いたずらに身を衛(まも)ることを知る者、いずくんぞよく国(やす)を安んぜんや
吉田松陰
天下のことをなすは、天下有志の士と志を通ずるにあらざれば得ず
学 ゆるむべからず、一日をゆるめば、まさに大機を失せん
みだりに人の師となるべからず。みだりに人を師とすべからず
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