必ず金銀にて人を使はんと思はるるは、人心の離るる本なり
大谷吉継
天下のこと万変といえども、吾がこれに応ずるゆえんは、喜怒哀楽の四者を出でず
王陽明
自ら潔うして他の汚濁を洗い、しかも清濁併せ容るるは水なり
黒田官兵衛
刀の精神は抜くべくして抜くべからざるに在り、もし一旦、これを抜けば、その目的を達せずして空しく再び鞘に納むるを得ず
川路利良
こ れを止めるとか中止するとかいふには十分に事の軽重を計り、国の経済の上から考へて決せねばならぬ
高橋是清
武士は、仮にも弱気のことを云ふまじ、すまじと、兼々心がくべき事なり
山本常朝
少し理屈などを合点したる者は、やがて高慢して、一ふり者と云はれては悦び、我今の世間に合はぬ生れつきなどと云ひて、我が上あらじと思ふは、天罰あるべきなり
始末に困る人ならでは、艱難をともにして国家の大業は成し得られぬなり
西郷隆盛
義を見てせざるは、勇無きなり
孔子
知性を伴わぬ名声と富は、危険なる持物なり
デモクリトス
天下のことをなすは、天下有志の士と志を通ずるにあらざれば得ず
吉田松陰
天下 才なきにあらず、用うる人なきのみ、哀しいかな
学 ゆるむべからず、一日をゆるめば、まさに大機を失せん
才あれども勤めずんば、何をもって才を成さんや
至誠にして動かざる者は未だこれ有らざるなり
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