これを止めるとか中止するとかいふには十分に事の軽重を計り、国の経済の上から考へて決せねばならぬ
高橋是清
一時の感情に制せられず、冷ややかな頭をもって国家の利害を考え、群議を排して自分の信ずるところを行うというには、必ず胸中に余裕がなくてはできないものだ
勝海舟
国民がどんなに道理に悖ることをしても、道理をもって説得し、懇切丁寧でなければならない
川路利良
賞罰が己に関わるとなれば、里の人々は互いに伺 い合わざるを得ず、ただ連座の禍から免れられなくなることを恐れる
韓非子
よって、功績が法に適わず、しかも賞が与えられれば、お上が利とするものを下々より得ることもできなくなる
天下に害を与えて、自分一人の名誉を求め、自分一人の勝利を得て、これを楽しむとは、何という道に悖った(もと)行為であろうか
墨子
単に取引を行へば任務終れりとする如き器械的労務を為すのみならば、必ずしも各位の力を待たずして可なり
野村徳七
身体はたとい衰弱するとしても、常に学問を進めて時代に遅れぬ人であったならば、いつまでも精神に老衰ということはなかろうと思う
渋沢栄一
緊縮といふ問題を論ずるに当つては、先づ国の経済と個人経済との区別を明かにせねばならぬ
事業は必成を期し得るものを選び、いったん始めたならば百難にたわまず勇往邁進して、必ずこれを大成しなければならぬ
岩崎弥太郎
少し理屈などを合点したる者は、やがて高慢して、一ふり者と云はれては悦び、我今の世間に合はぬ生れつきなどと云ひて、我が上あらじと思ふは、天罰あるべきなり
山本常朝
始末に困る人ならでは、艱難をともにして国家の大業は成し得られぬなり
西郷隆盛
敵に勝つ者のみが勇敢なるにあらず、自己の快楽に克つ者もまた然り
デモクリトス
下らぬ連中が非難しても、優れた人は意に介さない
学 ゆるむべからず、一日をゆるめば、まさに大機を失せん
吉田松陰
閲覧履歴
なし