万民の上に位する者、己れを慎み、品行を正しくし、驕奢(きょうしゃ)を戒(いまし)め、節倹を勉め、職事に勤労して人民の標準となり、下民その勤労を気の毒に思ふ様ならでは、政令は行はれ難し
西郷隆盛
天下のこと万変といえども、吾がこれに応ずるゆえんは、喜怒哀楽の四者を出でず
王陽明
此れ聖人の学、至易至簡にして、知り易く従ひ易く、学びて修め易くして才を成し易き所以の者は、正に大端は惟だ心の體の同然に復るに在りて、而して知識技能はあずかり論ずる所に非ざるを以てなり
先人の跡を師とせず、先人の心を師とすべし自ら信ずる所篤ければ、成果自ら到る
志賀潔
慈悲より出づる智勇は本ものなり、慈悲の為めに罰し、慈悲の為め働く故に、強く正しきこと限りなし
山本常朝
少し理屈などを合点したる者は、やがて高慢して、一ふり者と云はれては悦び、我今の世間に合はぬ生れつきなどと云ひて、我が上あらじと思ふは、天罰あるべきなり
徳に勤むる者は、これを求めずして、財自(おのず)から生ず
およそ思慮は平生、黙座静思の際においてすべし
事大小となく、正道を踏み至誠を推し、一事の詐謀を用うべからず
人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる
人を相手にせず、天を相手にして、おのれを尽くして人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし
士たるものの貴ぶところは徳であって才ではなく行動であって学識ではない
吉田松陰
天下のことをなすは、天下有志の士と 志を通ずるにあらざれば得ず
古より大業を成すの人は、おだやかで人と争わず、ゆったりとして物静かである
学 ゆるむべからず、一日をゆるめば、まさに大機を失せん
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