古より大業を成すの人は、おだやかで人と争わず、ゆったりとして物静かである
吉田松陰
武芸に凝って、ひとり働くことを好むのは、匹夫の勇といって、小心者の嗜みであり、大将の武道ではない
黒田官兵衛
凡(およそ)世の中に、我が児の事を饒舌(しゃべ)る奴を聞くほど、退屈なものはない
泉鏡花
賞罰が己に関わるとなれば、里の人々は互いに伺い合わざるを得ず、ただ連座の禍から免れられなくなることを恐れる
韓非子
身体はたとい衰弱するとしても、常に学問を進めて時代に遅れぬ人であったならば、いつまでも精神に老衰ということはなかろうと思う
渋沢栄一
毎朝、毎夕、改めては死ぬ死ぬと、常往死身に成っているときは、武道に自由を得、一生落度なく、家職を仕果すべきなり
山本常朝
何様(なによう)の能事(のうじ)持ちたりとて、人の好かぬ者は役に立たず
始末に困る人ならでは、艱難をともにして国家の大業は成し得られぬなり
西郷隆盛
万民の上に位する者、己れを慎み、品行を正しくし、驕奢(きょうしゃ)を戒(いまし)め、節倹を勉め、職事に勤労して人民の標準となり、下民その勤労を気の毒に思ふ様ならでは、政令は行はれ難し
小人は、己を利することを欲し、君子は、民を利することを欲する
平常心をもって一切のことをなす人、これを名人というなり
柳生宗矩
鼠を見るに皮あり、人にしてしかも儀無し
孔子
敵に勝つ者のみが勇敢なるにあらず、自己の快楽に克つ者もまた然り
デモクリトス
士たるものの貴ぶところは徳であって才ではなく行動であって学識ではない
君子は、人として踏み行うべき義理の心が足りないことを恥じ、小人は、名誉がないことを恥じる
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