子曰く、巧言は徳を乱る。小を忍ばざれば則ち大謀を乱る
孔子
天地の間に、己一人生きてあると思ふべし。天を師とし、神明を友とすれば外人に頼る心なし
中江藤樹
知らずして言うは不智。知りて言わざるは不忠
韓非子
学んで思わざれば則ち罔し。思うて学ばざれば則ち殆し
南部陽一郎
大将の要害は徳にあり。徳あるところ、天下これに帰す
大谷吉継
負けまじき軍に負け、亡ぶまじき家の亡ぶるを、みな天命と言う。それがしに於いては天命とは思はず、みな仕様の悪しきが故と思うなり
武田信玄
以上八策は、方今天下の形勢を察し、之を宇内(うだい)万国に徴するに、之を捨てて他に済時の急務あるべし。苟(いやしく)も此数策を断行せば、皇運を挽回し、国勢を拡張し、万国と並立するも亦敢て難(かた)しとせず。伏(ふし)て願(ねがは)くは公明正大の道理に基(もとづ)き、一大英断を以て天下と更始一新せん
坂本龍馬
酒は大いに飲むべし、酔うべからず。飲んで乱れる弱卒は用いるに足らず
岩崎弥太郎
今の世を、百年も以前のよき風になしたく候ても成らざる事なり。されば、その時代々々にて、よき様にするが肝要なり
山本常朝
兼好・西行などは、腰ぬけ、すくたれ者なり。武士業(わざ)がならぬ故、抜け風をこしらへたるものなり
徳ある人は、胸中にゆるりとしたる所がありて、物毎いそがしきことなし。小人は、静かなる所なく当り合ひ候て、がたつき廻り候なり
芸は身を助くると云ふは、他方の侍の事なり。御当家の侍は、芸は身を亡ぼすなり。何にても一芸これある者は芸者なり、侍にあらず
命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは、艱難をともにして国家の大業は成し得られぬなり
西郷隆盛
兵法は人をきるとばかりおもふは、ひがごと也。人をきるにはあらず、悪をころす也
柳生宗矩
子曰く、衆之を悪むも必ず察し、衆之を好むも必ず察す
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