朝早く起きるは家の栄えるしるしなり。遅く起きるは家の衰える基なり
貝原益軒
人心の理といふものは、古今同じだからナ。たゞ その趣が違つて見えるだけだもの
勝海舟
天地の間に、己一人生きてあると思ふべし。天を師とし、神明を友とすれば外人に頼る心なし
中江藤樹
学んで思わざれば則ち罔し。思うて学ばざれば則ち殆し
南部陽一郎
負けまじき軍に負け、亡ぶまじき家の亡ぶるを、みな天命と言う。それがしに於いては天命とは思はず、みな仕様の悪しきが故と思うなり
武田信玄
水急なれば魚住まず。政治苛なれば人就かず
岩崎弥太郎
酒は大いに飲むべし、酔うべからず。飲んで乱れる弱卒は用いるに 足らず
酒に酔ひたる時一向に理屈を言ふべからず。酔いたるときは早く寝たるがよきなり
山本常朝
大難大変に逢うても動転せぬといふは、まだしきなり。大変に逢うては歓喜踊躍して勇み進むべきなり
今の世を、百年も以前のよき風になしたく候ても成らざる事なり。されば、その時代々々にて、よき様にするが肝要なり
只今の一念より外はこれなく候。一念々々と重ねて一生なり
兼好・西行などは、腰ぬけ、すくたれ者なり。武士業(わざ)がならぬ故、抜け風をこしらへたるものなり
芸は身を助くると云ふは、他方の侍の事なり。御当家の侍は、芸は身を亡ぼすなり。何にても一芸これある者は芸者なり、侍にあらず
毎朝、毎夕、改めては死ぬ死ぬと、常往死身に成っているときは、武道に自由を得、一生落度なく、家職を仕果すべきなり
兵法は人をきるとばかりおもふは、ひがごと也。人をきるにはあらず、悪をころす也
柳生宗矩
兵法は人を斬るとばかり思うは、僻事(ひがごと)なり。人を斬るにはあらず、悪を殺 すなり
朝(あした)に道を聞かば夕べに死すとも可なり
孔子
学びて時にこれを習う、亦(ま)た説(よろこ)ばしからずや。朋(とも)あり、遠方より来たる、亦た楽しからずや
子曰く、巧言は徳を乱る。小を忍ばざれば則ち大謀を乱る
志定まれば、気盛んなり
吉田松陰
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