契りあらば六つのちまたに待てしばしおくれ先立つたがひありとも
大谷吉継
思いおく言の葉なくて、ついに行く、道は迷はじなるにまかせて
黒田官兵衛
永(ながら)く恩顔を拝(はい)し奉(たてまつ)らず、骨肉同胞の儀すでに空(むな)しきに似たり、悲しきかな
源義経
道なくば岩をよじ、山をつらぬいてゆくまでよ
思いぞ屈してこころ滅びる夜は、油砥石をとりだしてきて、鈎をせっせと研ぐ
開高健
受けつぎて国の司の身となれば忘るまじきは民の父母
上杉鷹山
婦人(おんな)は何時(いつ)かもう米を精(しら)げ果はてて、衣紋(えもん)の乱れた、乳の端もほの見ゆる、膨(ふく)らかな胸を反して立った、鼻高く口を結んで目を恍惚と上を向いて頂を仰いだ が、月はなほ半腹(はんぷく)のその累々たる巌(いわお)を照らすばかり
泉鏡花
丸くとも一かどあれや人心 あまりまろきは ころびやすきぞ
坂本龍馬
ああ われ何の面目ありて見えむ 大君に将又逝きし戦友の父兄に告げむ言葉なしいざまてしばし若人ら死出の名残の一戦を華々しくも戦ひてやがてあと追ふわれなるぞ
山本五十六
朝(あした)に道を聞かば夕べに死すとも可なり
孔子
朝(あさ)に道(みち)を聞(き)かば、夕(ゆう)に死(し)すとも可(か)なり
過ちては改むるに憚(はばか)ることなかれ
いたずらに身を衛(まも)ることを知る者、いずくんぞよく国(やす)を安んぜんや
吉田松陰
身はたとひ 武蔵の野辺に朽ぬとも 留置きま し大和魂
天下 才なきにあらず、用うる人なきのみ、哀しいかな
閲覧履歴
なし