身はたとひ 武蔵の野辺に朽ぬとも 留置きまし大和魂
吉田松陰
思いおく言の葉なくて、ついに行く、道は迷はじなるにまかせて
黒田官兵衛
軍はただ平攻に攻めて勝ちたるぞ心地はよき
源義経
永(ながら)く恩顔を拝(はい)し奉(たてまつ)らず、骨肉同胞の儀すでに空(むな)しきに似たり、悲しきかな
後の世も また後の世も廻り会へ 染む紫の雲の上まで
道なくば岩をよじ、山をつらぬいてゆくまでよ
思いぞ屈してこころ滅びる夜は、油砥石をとりだしてきて、鈎をせっせと研ぐ
開高健
受けつぎて国の司の身となれば忘るまじきは民の父母
上杉鷹山
契りあらば六つのちまたに待てしばしおくれ先立つたがひありとも
大谷吉継