後の世も また後の世も廻り会へ 染む紫の雲の上まで
源義経
思いおく言の葉なくて、ついに行く、道は迷はじなるにまかせて
黒田官兵衛
道なくば岩をよじ、山をつらぬいてゆくまでよ
思いぞ屈してこころ滅びる夜は、油砥石をとりだしてきて、鈎をせっせと研ぐ
開高健
月並みこそは黄金
美しき者に微笑を 淋しき者に優しさを 逞しき者に更に力を 全ての友に思い出を 愛する者に永遠を 心の夢醒める事無く
石原裕次郎
手をあげて黒髪をおさえながら脇の下を手拭でぐいと拭き、あとを両手で絞りながら立った姿、唯これ雪のようなのをかかる霊水で清めた、こういう女の汗は薄紅(うすくれない)になって流れよう
泉鏡花
嬉しい恋が積もれば、恋をせぬ昔がかえって恋しかろ
夏目漱石
とんとんと登る梯子(はしご)の真中程で 国を去って薩摩同志 楼に上がる貧乏の春 辛抱しゃんせと目に涙
坂本龍馬
丸くとも一かどあれや人心 あまりまろきは ころびやすきぞ
世の人は我を何とも言わば言え 我が成す事は我のみぞ知る
ああ われ何の面目ありて見えむ大君に将又逝きし戦友の父兄に告げむ言葉なしいざまてしばし若人ら死出の名残の一戦を華々しくも戦ひてやがてあと追ふわれなるぞ
山本五十六
朝(あした)に道を聞かば夕べに死すとも可なり
孔子
身はたとひ 武蔵の野辺に朽ぬとも 留置きまし大和魂
吉田松陰
天下 才なきにあらず、用うる人なきのみ、哀しいかな
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