武将の名言集
あなたは才智がはなはだ鋭く、一を聞いて十を知る。それに比べると私は愚鈍で、一を聞いてもその一にひっかかる。そこで、長く思案して決断するようになった
小早川隆景
すぐ分かりましたという人間に、 分かった試しはない
必ず金銀にて人を使はんと思はるるは、人心の離るる本なり
大谷吉継
※金銀は世の第一の宝であるが、金銀さえ与えればどのようにも人は使えると思うのは間違いである
契りあらば六つのちまたに待てしばしおくれ先立つたがひありとも
人面獣心になり、三年の間に祟りをなさん
大将の要害は徳にあり。徳あるところ、天下これに帰す
金のみで人は動くにあらず
死に急いではならない。世の中がどう転ぶかまだわからないのだから
島津義弘
雄武英略をもって傑出する
※義弘を評した言葉
もうよか、ここで内府の本陣をつき島津の最後を飾ろう。皆、ご苦労じゃった。義弘厚く礼を言うぞ
中務、達者でな(豊久に対して)
武士の子なのに毎夜騒々しいので遠流にする。四書を一部ずつ与えるのでこれを読了せよ
軍隊は滅亡すべき状況に投げ入れてこそはじめて滅亡を免れ、死すべき情況に陥れてこそ、はじめて生き延びるのである
家を治めるほどの者は、また、国を治めることもできる。民を憐む者を、君の器と見なす
人が罵言雑言したとて、これをそのまま受け取って、咎め立てをしてはならぬ
隠し立てしなければ恥ずかしいようなことは、してはならぬ。人の目は天にかかっているものである
侍たちの中で、鉄砲に対して未熟な者は、領地を没収し罪科に処する
独り言であっても、卑怯な言葉を使ってはならぬ。人の耳は壁についているものである
良いことの五つは真似しやすく、悪いことの一つはなかなかやめられない
老武士のため、伊吹山の大山を越え難し。たとえ討たれるといえども、敵に向かって死すべしと思う
大将があまりに怒らなければ、家臣は油断をするものだ
武田信玄
信頼してこそ、人は尽くしてくれる
負けるはずのない戦いに負け、亡ぶはずのない家が滅ぶのを、人はみな天命と言う。自分はそれを天命とは思わない。すべてやり方が良くなかったためだ
大将が善であれば、その部下も善である。上下ともに正しければ、戦いに勝ち、世の中に名前を知られるようになる。しかし、その器にもなく名声を好むことは、恥の根本である
やればできる!やらなければできないことをできないと諦める人は残念だ!
鏡で物を見るように、大将の私心をなくすがよい!
大将は同じようなタイプの人を好んで使うことを避けなければならない!
過ちが有りながら拾った勝ちは、やがては敵の勝利につながる!
強いところはよく強くし、弱いところはより弱くするのがよい!それは強いはもろいの裏返しで、弱いは柔軟の裏返しであるからだ
鬼をもあざむくほどの彦六が、あんな小男に討たれたのは、武運が尽きたのである。前々から、組み打ちの勝負次第で決着をつけると約束した以上、川中島のことは約束通りにしなければいけない。違約は武士として恥じるべき事、君子に二言はない。川中島四郡は今日より上杉家に差し上げよう
自分が死した後は上杉謙信を頼れ。また三年間を喪を秘せ
源四郎、明日は瀬田に(我が武田の)旗を立てよ
もし、鳩が来な いときは危うい戦になる
厠を山と言う呼ぶのは、山には草木(臭き)が絶えぬから
勝敗は六分か七分勝てば良い。八分の勝ちはすでに危険であり、九分、十分の勝ちは大敗を招く下地となる
今後は、一人働きは無用である。足軽を預かっていながら独りよがりの行動をとれば、組の者は組頭をなくし、味方の勝利を失うことになるからだ
一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る
何もかもが思うようにいかない
老人には経験という宝物がある
大将たる者は、家臣に慈悲の心をもって接することが、最も重要である
戦は40前は勝つように40すぎたら負けないようにするべきだ
人間にとって学問は、木の枝に繁る葉と同じだ
独りよがりの行動をとれば、組の者は組頭をなくし、味方の勝利を失うことになるからだ
信頼してこそ 人は尽くしてくれるものだ
人材こそが強固な守りになる。情けは人の心をつなぐ事が出来る。しかし仇が多ければ結局は国を滅ぼす事になる
五分の勝ちであれば今後に対して励みの気持ちが生じ、七分の勝ちなら怠り心が生じ、十分つまり完璧に勝ってしまうと、敵を侮り驕(おご)りの気持ちが生まれる
自分のしたいことより、嫌なことを先にせよ。この心構えさえあれば、道の途中で挫折したり、身を滅ぼしたりするようなことはないはずだ
人を使うのではなく、その人の技を使うのだ
負けることのない戦に負け、亡ぶことのない家が亡ぶのを、人はみな天命と言っている。自分は天命とは思わず、みなそのやり方が悪いためであると思う。つねづねやり方をよくしておれば、負けることはあるまい
甘柿も渋柿も、ともに役立てよ
組織はまず管理者が自分を管理せよ
百人のうち九十九人に誉めらるるは、善き者にあらず
晴信(信玄)の弓矢は欲のためではなく、民百姓を安楽にするためだと民に知らせれば、わしが軍を進めるのを待ち望むようになる
人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり
戦いは五分の勝利をもって上となし、七分を中となし、十分をもって下となる。五分は励みを生じ、七分は怠りを生じ、十分は驕りを生ず
三度ものをいって三度言葉の変わる人間は、嘘をつく人間である
為せば成る 為さねば成らぬ成る業(わざ)を 成らぬと捨つる人のはかなき
風林火山―疾(と)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、侵掠(しんりゃく)すること火の如く、動かざること山の如し"
晴信(信玄)が定めや法度以下において、違反しているようなことがあったなれば、身分の高い低いを問わず、目安(投書)をもって申すべし。時と場合によって自らその覚悟をする
いくら厳しい規則を作って、家臣に強制しても、大将がわがままな振る舞いをしていたのでは、規則などあってなきがごとしである。人に規則を守らせるには、まず自身の言動を反省し、非があれば直ちに改める姿勢を強く持たねばならない
もう一押しこそ慎重になれ
一日ひとつずつの教訓を聞いていったとしても、ひと月で三十か条になるのだ。これを一年にすれば、三百六十か条ものことを知ることになるのではないか
戦いは四十歳以前は勝つように、四十歳からは負けないようにすることだ。ただし二十歳前後は、自分より小身の敵に対して、負けなければよい。勝ちすぎてはならない。将来を第一に考えて、気長に対処することが肝要である
信頼してこそ人は尽くしてくれるものだ
渋柿は渋柿として使え。継木をして甘くすることなど小細工である
負けまじき軍に負け、亡ぶまじき家の亡ぶるを、みな天命と言う。それがしに於いては天命とは思はず、みな仕様の悪しきが故と思うなり
武将が陥りやすい三大失観。一、分別あるものを悪人と見ること一、遠慮あるものを臆病と見ること一、軽躁なるものを勇剛と見ること
無刀とて、必ずしも人の刀をとらずしてかなはぬと云ふ儀にあらず。又刀を取りて見せて、是を名誉にせんにてもなし。わが刀なき時、人にきられじとの無刀也
柳生宗矩
兵法は人をきるとばかりおもふは、ひがごと也。人をきるにはあらず、悪をころす也
治まれる時乱を忘れざる、是 兵法也
刀二つにてつかふ兵法は、負くるも一人、勝つも一人のみ也。是はいとちいさき兵法也。勝負ともに、其得失僅か也。一人勝ちて天下かち、一人負けて天下まく、是大なる兵法也
一人の悪に依りて万人苦しむ事あり。しかるに、一人の悪をころして万人をいかす。是等誠に、人をころす刀は、人を生かすつるぎなるべきにや
人に勝つ道は知らず、我に勝つ道を知りたり
われ人に勝つ道は知らず、われに勝つ道を知りたり
刀剣短くば一歩を進めて長くすべし
かたんと一筋におもふも病なり
人を殺す刀、かえってすなわち人を活かす剣なりとは、それ乱れたる世には、ゆえなき者多く死するなり。乱れたる世を治める為に、殺人刀を用いて、己に治まる時は、殺人刀すなわち活人剣ならずや
無刀とて、必ずしも人の刀をとらずして敵わぬという儀にあらず。また刀を取りて見せて、これを名誉にせんにてもなし。わが刀なき時、人に斬られじとの無刀なり
兵法は人を斬るとばかり思うは、僻事(ひがごと)なり。人を斬るにはあらず、悪を殺すなり
治まれる時乱を忘れざる、これ兵法なり
平常心をもって一切のことをなす人、これを名人というなり
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