晴信（信玄）の弓矢は欲のためではなく、民百姓を安楽にするためだと民に知らせれば、わしが軍を進めるのを待ち望むようになる
武田信玄
槍・太刀・弓馬の諸芸を自から行なうのを、身分の低い者の仕事であるとして、自分で一度も行なわなかったならば、家来たちの武芸も進歩することがないだろう
黒田官兵衛
実に嬰児の目を見るときばかりは、人間はみな清く美しい星の化身とうなずかれる
泉鏡花
六千人の若い突撃隊が隊列を整え、一致団結して心を一つにすれば、山ですら動かすことができる
川路利良
平常の保養がなく、身体が脆弱であれば、どんなに立派な刀があっても、これを使う気力はなく、倒されるのを待つだけになる
非常識な振る舞いをし、外国の諸候に無礼なことをしていると、我が身を滅ぼすことになる
韓非子
時勢が変化しても法律が元のままであると、天下は乱れ、せっかく人民を治めて得ていても、禁令がいつまでも変わらないと、他国に国土を削られることになる
君主が愛情を掛け過ぎると、臣下はそれに甘えて法が守られなくなる
父母は、たとえ戯れであっても、子を欺いてはいけない
君主が法をしっかりと行えば、大きな虎も恐れ、君主が刑罰をしっかりと行えば、大きな虎も自然におとなしくなる
罪悪を告発することについての恩賞と刑罰が天下に行われないと、告発する者がなくなるので、必ず君主の耳目は塞がれてしまう
大国が小国を攻めるのは、いわば子どもの竹馬遊びのように疲れるだけで、何の実利もないのである
墨子
不足している者からさらにモノをとり、その分を有り余る者に重ねるようなやり方をすれば国は亡びる
漢（おとこ）は愛嬌こそ大事だと西郷はおもっている
司馬遼太郎
女は相当賢い女でも、男を鏡にしなければ自分というものが映し出せない
瀬戸内寂聴（恋愛）
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