軍隊は滅亡すべき状況に投げ入れてこそはじめて滅亡を免れ、死すべき情況に陥れてこそ、はじめて生き延びるのである
島津義弘
他人を論難しようと思ったときには、それこそ一つの大きな私的感情だとみなして克服してこそはじめてよいのだ
王陽明
もし、このことがはっきり理解でき、すっかり得心がいったならば、我々人間の完全な本体はそれでこそ自由自在に発現し、それでこそ「本性を発揮し天命のままになる」学問なのである
自然を温存するためには人間は謙虚にならなければならない
開高健
全ての命は、その有用、無用に関わらず、尊ばれねばならないという確固たる信念を持つことなしには、人命尊重という成果は期待できない
渡辺和子
国民がどんなに道理に悖ることをしても、道理をもって説得し、懇切丁寧でなければならない
川路利良
君主を卑しくさせ国を危うくする者もまた、必ず仁義と智恵を用いて行う、ということを分かっていないのである
韓非子
真の強者の道は自分の天命を知り、みずからの運命に満足することであるかもしれない
司馬遼太郎
国家社会をも利益するということなら、余は断然自己を捨てて、道理のあるところに従うつもりである
渋沢栄一
身体はたとい衰弱するとしても、常に学問を進めて時代に遅れぬ人であったならば、いつまでも精神に老衰ということはなかろうと思う
完成した建築物に幸福感があるのではなく、苦しみながらも工夫しているときにこそ喜びがある
安藤忠雄
人間は夢を持たねばならないが、それを実現すべく努力しなければならぬ
永野重雄
人間は毅然として、現実の運命に耐えていくべきだ
ゴッホ