いくら厳しい規則を作って、家臣に強制しても、大将がわがままな振る舞いをしていたのでは、規則などあってなきがごとしである。人に規則を守らせるには、まず自身の言動を反省し、非があれば直ちに改める姿勢を強く持たねばならない
武田信玄
日常生活や仕事においても、私欲が大きくなっていないか絶えず確認しなければならない。仕事や日常生活においても私欲に克ち本来持っている善心を発揮しなければならない
王陽明
すべて国を治めていくには、普通の人と同じ心がけでは駄目である。まず 、政道に私なく、その上、わが身の行儀作法を乱さず、万民の手本とならねばならない
黒田官兵衛
大将たる者は、威(威厳)というものがなければ万人を押さえつけることはできない。こしらえごとでいかにも威を身につけたように振舞ってみても、それはかえって大きな害になる
人はみな、さまざまに長ずるところ、信ずるところを行えばよい。社会は大きいのだから、それでなんの不都合もない
勝海舟
いい手本を示そうとする者は、自分の徳に微量の馬鹿げたところを添えなくてはならぬ。すると人は見習って、同時にその模範を眼下に見下ろす、これが人々の好むところである
ニーチェ
職業というものは要するに、人のためにするものだということに、どうしても根本義を置かなければなりません。人のためにする結果が己のためになるのだから、元はどうしても他人本位である。すでに他人本位であるからには種類の選択分量の多少すべて他を目安にして働かなければならない
夏目漱石
すべて物を励むには競うということが必要であって、競うから励みが生ずるのである。いやしくも正しい道を、あくまで進んで行こうとすれば、絶対に争いを避けることはできぬものである
渋沢栄一
重役は常に、会社の財産は他人の物である。といふことを深く念頭に置かねばならぬ
事を成し、物に接するには、必ず「満身の精神」をもってせよ。ささいな事であっても、いい加減に扱ってはならない
人に接するには、必ず深い敬意を持ってせよ。宴楽遊興の時であっても、敬意と礼を失ってはならない
ルールをルールとして重んずるためには生きたルール、守るに値するルールでなければならぬ。ルールが環境の 変化によって正当性を失ってきたら、ためらうことなく改めなければならぬ
土光敏夫
賢明な君主や賢く優れた将軍など立派な上役というものは、まず心(腹)を決めるものである。上役の心が決まれば、部下たるもの、どうしてそれに従わないことがあろうか
吉田松陰
大義のために人と絶交することになったとしても、その人の悪口を言うのは忍びないことである。やむを得ず国を去る事になったとしても自分は潔白だったというのは忍びないことである
学問の上で大いに忌むべきことは、したり止めたりである。したり止めたりであっては、ついに成就することはない
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