映画監督の名言集
コツコツと、少しでも完璧なものを作ろうと、来る日も来る日も工夫に工夫を重ねて、何代も受け継いできた技がある。そんな職人たちにとって、もの作りが人生なんだ。継承する人もなく、材料も手に入らない。こういうことを助けるのが国だろう、それが文化を守るってことだ
黒澤明
意地悪な気持ちは、ガツガツ閃きや才能や何でもお構いなしに食い尽くしちゃうんだ。そういう人間を沢山見てきた。怖いよ、人間の業ってもんは
人間は弱いものだからね。平穏無事に生きている時は大して良い考えなんか出てこないのさ。ここを踏み外したら真っ逆さまだぞと追い詰まった時、やっとこさっとこ頭がフル回転し始める
ものを創る人間にとって完全が目標です。完全に満足のいく作品なんてないから、次の作品こそは完全無欠な作品をと願うわけです。だから、僕にとって一番の作品はネクスト・ワンです
何もないところからものを創り出していると思っているのは、人間の驕りだよ。生まれてから今までのどこかで、耳にし、目にした何かが、知らず知らずに入り込んだ記憶が、何かのきっかけで呼び覚まされて動き出す。そうやって、創造していくんだと思うよ
悪いところは誰でも見つけられるけれど、いいところを見つけるのは、そのための目を磨いておかないとできない
ハッキリと言わなければ、かえって人を傷付けることもある
これでもか、これでもかと頑張って、一歩踏み込んで、それでも粘ってもう一頑張りして、もう駄目だと思ってもズカッと踏み込んで、そうしていると突き抜けるんだ
自分の人生経験だけでは足りないのだから、人類の遺産の文学作品を読まないと人間は一人前にならない
一生懸命に作ったものは、一生懸命見てもらえる
人を憎んでる暇なんてない。わしには、そんな暇はない
いたずらに激しいことがドラマの面白さではなく、ドラマの本質は人格を作り上げることだと思う
小津安二郎
ぬくもりだの暖かさだの、そんなのは誤魔化しですよ。僕は、人生の本当の姿を描きたいんです
し かし、世の中なんて、みんなが寄ってたかって複雑にしてるんだな。案外、簡単になるもんさ
お茶漬けだよ。お茶漬けの味なんだ。夫婦はこの、お茶漬けの味なんだよ
日本的なものが、大きなことを言えば一番世界的に通用するもんなんだよ
安物を粗末に使うな。良いものを大事に使え
男女の仲というのは、『男が夢を見るのをやめ、女が紅を差すのをやめた』ときは諦めろ
どうでもよいことは流行に従い、重大なことは道徳に従い、芸術のことは自分に従う
ウケなくても、落語っていうのは笑わせる手段で、その先に目的がちゃんとあるんですね。人間の非常識な部分とか悲しみとか、それを描ければいい。笑いは手段だから別にウケなくたって構わない
立川志らく
落語界の異端児と言われることがある
毎日同じことをやって同じことで怒られていると、想像力の訓練になる
相変わらず、落語を聞きに来る日本人は1パーセントもいない
高座に上がって生で感じたことを次へ生かしていく
今は談志を継ぐ気はなくなりました
落語っていうのはストーリーの面白さではないんですね。ナンセンスで非常識なキャラクターだとか、出てくる人間の面白さ
どこでも鉄板でウケているからと、その慢心が自分の成長を止めている場合もある
テレビは全部、「即興大喜利」なんですよね
落語は一生かけてやるもの
(談志さんになれないことが)無理だと分かったら気が楽になりました
芸は真似できても生き様までは真似できない
スターというのは超一流のこと
談志は、政治というおもちゃを見つけて遊んでいた
クイズ番組にあまり出ないのは、フラストレーションが溜まると思う ので
基礎もできていないのに他の落語と違うことをやりたがり、早々と自分で考えたギャグを入れたりする弟子がいっぱいいるけど、それはその場しのぎでしかない
高座に上がったそのときの気分と、観客席の雰囲気と、自分が思っていることとが、ピタッと合ったとき、いいものになる
ノリでウケた落語は、後で聞くとイヤになることが結構多い
落語とテレビは畑違いのようでいてそうでない。MCをやらせてもらって共通点があることにも気づきました
落語である程度の地位を築いてからテレビにいくっていうのは過去ない
落語は敷居が高く感じるかもしれませんが、映画やお芝居を観るようにふらっと訪ねてくれればそれほどの知識がなくても十分楽しめる
めがねをかけるのは、自分の中でゲン担ぎになってる