「正確な知識を提供する」役目は、今やコンピュータに取って代わられています。何かわからないことがあっても、検索すれば、すぐに情報が取り出せるようになりました。知識を受け売りするだけの人は、まったく価値がなくなってしまった
神田昌典
会社を組織してみれば、自分一人では何もできないことがすぐわかる。心から信頼できる協力者、自分とは違う能力を持ち、価値観が同じ人間を発見できれば、さらに強力な企業を築くことができる。会社の草創期にどのようなシグナルを送り、いかなる価値観を植え付けるかという問題を決して軽んじてはならない。パートナーと組むときも社員を採用するときも、あなたと同じ情熱、意欲、目標を持つ人物を選ぶことが必要だ
ハワードシュルツ
優れた外科医は人には真似のできない自分の型を持っているものです。それは一朝一夕には身に付かず、日々の努力の果てにいつしか自分のものとなっているといった類のものです。そんな優れた医師になるにはとにかく一歩一歩、小さなことを積み上げ、不断前進していくのみです
山高篤行
若くして成功した人は苦労を知らないからのぼせ上 がる。自分の価値基準と世間の価値基準がズレていることに気づかない。人生がうまくいっている時ほど自分の立場を冷静に判断して謙虚に行動することです
美輪明宏
心の平安があれば、健康もついてくるでしょう。穏やかな心を持つ人は、よい友人たちを引きつけます。一般的にみて、幸福な状態にあるということは、お金も引きつけているということです
ダライ・ラマ
これだけ成熟した市場になれば、もっと「サービスを通じてモノを売る」ということを考える必要があります。誤解されがちですが、サービス業はモノを売っているんです。介護とか医 療とか、サービスそのものの付加価値だけじゃありません。介護だって施設を作るなら専用の器具がいるし、運営には介護用品がいるし、食品だって必要です。自動車にしたって、現場には販売する人もメンテナンスする人もいます。サービスの競争力を高められれば、それを入り口にモノを売って、収益力も確保することが可能です
新浪剛史
自分ひとりの力でできることは限られています。人生では、人の応援なしには、なかなか成功できないものなのです。仕事でも人生でも、周囲の人の力なしでは大きな成果はあげられないものです。だから、人を応援し、人に応援される人であってください
船井幸雄
目を閉じても、ものごとはちっとも良くならない。目を閉じて何かが消えるわけじゃないんだ。それどころか、次に目を開けたときにはものごとはもっと悪くなっている。私たちはそういう世界に住んでいるんだよ
村上春樹
なぜ、大勢で本を読むことが効果的なのか。ひとつにはやはり、自分一人では考えもつかなかったような視点が得られることです。同じ本を読んでも、受け取り方・感じ方は人によってバラバラだからです
言葉が現実をつくっていく、最強のテクノロジーになるとさえ考えています。スマートフォンをはじめとする携帯端末が全世界に普及して、人々が「個」でつながりました。いままでとはまったく違った時代になるでしょうね。このように、新しいものをつくり出していく時代においては、実は言葉がとても重要な役割を果たすようになります
インターネットの発達により、蛇口をひねれば水が出てくるように、情報がいくらでも手に入るようになりました。そうなると、情報を持っているだけでは、何も価値が生まれない。しかも、価値のある情報とそうでない情報が潭然一体となってしまっている。だからこそ、「多くの情報がある中で、その本質は何か」を突き詰めることが価値になると思うのです
いまでは多くの企業が受付担当者の人員を減らし、Eメール対応での比重を高めています。Eメールに蓄積されていった顧客からのクレーム情報は、視点を変えれば宝の山です。「この商品のここが気に入らない」とか、「もっとこんなサービスが欲しい」といった顧客の本音が溢れているわけですから。そこで顧客からのクレーム情報を、マーケティング部や営業部門が蓄積してきたデータと効率的に組み合わせれば、商品開発戦略に結びつけることができます
私は米国のB2B(企業間取引)のビジネスモデルをそのまま中国に持ってきたのではありません。米国のB2Bはもともと、大企業間の商取引の省力化が狙いでした。一方、私は企業家精神旺盛な中小企業の経営者が、商売を広げるためのツールとして、インターネットを活用できると考えました。B2Bという言葉は同じでも、事業コンセプトは似て非なる独自のものでした
ジャック・マー
私にとっては、頭がよくなり、悟りがひらける上に、何をしてもうまく行く、魔法のような話があります。それは何かというと、「一〇〇%自分の責任」という話です。そうすると、人の脳は、勝手に自分が改良すべきところを探すんです
斎藤一人