昨年の事業仕分けで、二番ではいけないのか、という発言がありましたが、そんなのダメに決まってます。一番をとる以外は研究じゃない。そこがわかってない人に税金を割り振られる国では、いろいろ気をつけなければいけないんです
石黒浩
クリエイターは発想が極端過ぎ。切腹してみようなどと普通は考えられないですよ。ヒットラーしかり。発想が極端過ぎないクリエイターもまたクリエイターとしていかがなものかということがあります
岩井俊二
社長就任当時、いまだからこそ言えますが、現場を回ってみてこのままだと会社が崩れてしまうと真っ青になりました。こりゃ片道切符だなと腹を決めました。もう三菱商事には戻らない。出向社長が何を言っても、比較され、否定され、劣等感で凝り固まった社員の心は動かせません。ローソンを本気で変える覚悟をしました
新浪剛史
経済団体の会合に出ていたら、様々な経営者が政府に対して「ああしてくれ、こうしてくれ」と要望を出していました。それに違和感があったんです。国に対していろいろ言うけど、果たして当社のような民間企業は何をやってきたのかと。それで投資を人に振り向けたんです。私は産業競争力会議のメンバーでもあるわけですから、「やることやらなきゃ言いたいことも言えないな」と思いましてね
(東日本大震災直後)本当は行きたいという気持ちがあったんですけど、すぐには行くべきではないと思いました。僕らも阪神大震災で家がつぶれ、『明日どうすんねん』という状態があったわけじゃないですか。そんなときに笑ってられへん
間寛平
日本にいると危ない。ある一定レベルを超えると、急に結果責任が甘くなりますからこの国は。だから私は、常に現状に満足せず、新しい情報を吸収するように心がけています
安藤忠雄
最近はあらゆる分野で合理性ばかりが求められ、その結果として誰もが、失敗しないことばかりを意識しているように思えてなりません。建築の世界もそうです。たとえば最近、日本の都市を歩くと、きれいなものばかりが並んでいるなと思います。けれども、私の心にはまったく引っ掛からない。それはきれいにまとめようとしているだけで、失敗してもいいから新しい建築に挑戦しようという姿勢が感じられないからです
毎日、銀行へ記帳にいく。ジージーと数字が書き込まれる。この記帳される音。その音を聞きながら、私は思った。会社に勤めているときゃ分からんかったけど、なんだかんだいっても、この数字を上げられなけりゃ、経営者なんかクズだよなぁ。偉そうなこといったって、コンサルタントなんか、お客さんの、この数字を上げられなけりゃ、社会の害虫だよな
神田昌典
価値観というものは、時代とともに変わっていくのが当たり前だ。それでなきゃ、歴史は生まれない。仲間のご老体たちが「このごろは価値観が違って困る」とこぼしているが、そんなことは当然のことなんです。僕らの世代だって個人によって価値観は違うのだし、価値観が一緒になったら、それは独裁国家ですよ
土光敏夫
社長業というのはコミュニケーション業だと考えています。私の考えはこうですと突然言っても、普段から付き合いがなければ、驚くだけで受け入れにくいものでしょう。そのためにも日頃から社長はどういう人間か、どういう考えを持っているかということをみんなに示しておこうと心がけています
出井伸之
もしも若い人で何もやることがないんだったら、極論ですけど、まず中国に行ってみろと、中国に住んでみろと言いたいですね。中国じゃなくてもニューヨークでも香港でもブラジルでもいい。そうすると何かが見えてくると思います
秋元康
「これいいなぁ、やってみよう」とパッと考えただけで行動に移しても、成功する確率はすごく低いと思いますね。ビジネスって、そんなに簡単なものではないでしょう。僕は、あらゆる側面から精査したうえで事業を興しているので、すぐに結果が出なくても不安はありません
寺田和正
やっぱり地位を守ろうとしすぎているのかな、という感覚が自分のなかでありました。もちろん、自分のテニスを改善することには挑戦してるんですが、試合のなかでは挑戦者ではないような気がしました。そういう意味では、良いタイミングで負けたなと思います
国枝慎吾
材料ができればいいんですよ。皆さん、難しい化学式がどうのこうのって勉強するでしょうけど、そんなん言語の一つなんですから。難しい化学式を使ってつくる人もおれば、私みたいに何にもなしでつくっちゃう人もいる、それでも結果は一緒なんですよ
中村修二
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