学術の名言集
徳に勝る善はない
中江藤樹
大義は名声をもたらすが、小善は徳をもたらす
人類が消滅し、天地が無に帰した後も、道はあり続けるだろう
このような本があるとは、あぁ有難いことだ。
聖人になろうと思えばなれないはずはないのだ
※このような本… 孔子の『大学』
謙虚とはすなわち虚無だ
学者とは、その徳を称える呼び名だ。
学識があるからそう呼ばれているのではない。学問やたしなみは教養の一つだ
道は永遠から生まれ出るもの
善を毎日行えば、悪も毎日去っていく
心が虚であれば善悪の判断は自然と生じてくる
誰でも悪名はゴメンだが名声は求めたがる
君子は毎日自分に訪れるちょっとした善い行いのきっかけを疎かにしない
学問にいくら秀でていても、徳が身についていなければ学者とは呼べない
法は時と共に変わる
自らの胸の内にある仏をいつも拝する気持ちが、何よりも大切
小さな善が積もって初めて、名声も上がってくる
昔の教師は、わずかな年月であらゆる知識を詰め込むのは良くないと考えていました
世を去る時がやってきたけれども、どうかこの道がこの国から消え去ることのないようにしてもらいたい
男女の関係は天地と同じだ。天は力であって万物の源である。
地は天が創造するものを受け止め育む。
夫と妻の和はここにある。
夫に源を発したものを妻が完成させるのだ
生まれつき才能がある人なら、難なく文人となれるだろう
監獄の外にはまだ監獄がある。
それは世界がすっぽり収まるほど広大だ。
名誉、利益、高慢、欲望への執着が四方の壁の正体だ
徳はあらゆる大善の源である
道は法とは別物だ。どちらも同じように考えている人が大勢いるが大間違いだ
慢心は損を招く。だが謙譲は天の道だ
※謙譲(けんじょう)… へりくだりゆずること。自分を低めることにより相手を高めること
(付き合いのあった女性への手紙)来世を大切にする気持ちはよく分かります。
しかし来世がそれほど大切なら、現世はもっと大切だと気づいて頂きたいのです。
現世で迷うなら来世でも迷い続けることでしょう
いにしえの聖賢の教えは、今の世の中に当てはまらない部分が多い
昔から真理を求めようとする者は、この言葉につまずいてきた。
精神的であるから虚であり、虚であるか精神的なのだ
谷の窪地にも山合いにも、この国の至るところに聖賢はいる。
ただその人は自分を現さないから世に知られない。
それが真の聖賢だ。
世に名前が響き渡った人々は、結局取るに足らない人物なのだ
このたから(真理)は天にありては天の道となり、地にありては地の道となり、人にありては人の道となるものなり
人生の目的は利得ではない。正直である、正義である
徳に先立って広く行き渡っていたのが道である
日本の学校では宗教は教えられたことはありません
たとえ母上がおっしゃることでも、天道に反していれば従うわけにはまいりません
徳を大切にしようと思うなら毎日、善を行うこと。善を一つ行えば悪が一つ去っていく
胎内にある間も母徳の教化あり
それ学問は心の汚れを清め、身の行いを良くするを以て本実とす
父母の恩徳は天よりも高く、海よりも深し
悔は凶より吉に赴く道なり
天地の間に、己一人生きてあると思ふべし。天を師とし、神明を友とすれば外人に頼る心なし
家をおこすも子孫なり、家をやぶるも子孫なり
食人種は敵を殺して食うのに対し、文明人は敵を殺して葬り、その遺骸の上に十字架を安置し、その霊魂のために祈りを捧げる
林語堂