偉人の名言集
生きるも死ぬも、元から定められているのである
川路利良
陸海軍は国を外敵から守る兵士である
平常の保養がなく、身体が脆弱であれば、どんなに立派な刀があっても、これを使う気力はなく、倒されるのを待つだけになる
江戸の治安が悪くなっていると人々が言っています。
それにしては町奉公所の対応は常に後手にまわり、全く役に立ちません
刀の精神は抜くべくして抜くべからざるに在り、もし一旦、これを抜けば、その目的を達せずして空しく再び鞘に納むるを得ず
現代は何を要求しているか。私は自由と平等であると思う
今の世は、まさに関ヶ原の時世じゃ。命懸けで頑張れば栄達は思いのままだ
政府が国民を世話し、父母が自分の子どもを世話するのは、ただ各自が自主自立できるようにする為である
警察長は政務を行うより、むしろこれを監察すべきである、これを監察するより、むしろ指令すべきである
川中島の合戦で、名将上杉謙信も突くことを忘れて打ったではないか。
火花を散らして戦う時などはそんなことに気づくもんか、仕方がなかったので打ち倒した
国民は子どもである。警察官はその子守である。
子どもとは元来、道義に反することをする。
そういうわけだから警察官たるものは、職務を果たす上で、どんなに凶暴な人に出会っても、決して心を乱して怒るようなことがあってはいけない。
もし、こうした輩に対して怒り争う時は、もはや、その子どもらと同じ一私人であって警察官の職務を放棄してしまった者である。
深く戒めなければならない
下級の官職にある者は上級者の監督を受ける者である。
なぜなら上級者による監督は下級者が過失を犯すのを防止するという思いやりから出るものであって、その下級者に持たせている職務権限を汚させない為である
同僚が公則や私則に違反した場合は、これは決して庇(かば)い立てしてはいけない。
なぜなら公私の両則に違反して、六千人の体面を汚す罪人だからである
戦え、諦めるな、くじけたら負けだ
阿南惟幾
軍人は政治に関与すべからずという軍人勅諭の精神が軽んじている
※勅諭(ちょくゆ)…明治憲法下で、天皇が直接下した告諭
明治帝には乃木将軍が至高の忠節を尽くした。
今上帝に対しても新しい乃木将軍が出現する。
その次の天皇にも、また新しい乃木将軍が現れて仕える。
これが日本なのだ。乃木将軍は永遠なのだ
※乃木将軍… 乃木希典。陸軍軍人。日露戦争における指揮や、明治天皇を慕い、あとを追い殉死したことは国際的にも著名。最終階級は陸軍大将
責任を問われると辞職して身をかわす大臣が、しばしばいた。
だが私はそんなことはしない。
責任問題になったら逃げずに腹を切って陛下にお詫びするつもりだ
軍人が政治に関わるなんて、思い上がりも甚だしい
宮中におればこそ、剣道に精進するのです。我々は陛下の一番近くにいる護衛兵なのだから
オレは裏街道を歩く運命なのだな。日露戦争の時は士官学校、大戦の時は陸大、大震災の時は樺太だ。生命がけで働こうにも場所が与えられないよ
死ぬのはオレ一人でいい。死んではならんぞ。戦は終わった
一死以テ大罪ヲ謝シ奉ル
昭和二十年八月十四日夜
陸軍大臣 阿南惟幾 花押
神州不滅ヲ確信シヽ
無条件降伏では国体を守れない
アメリカ軍は生命至上主義である。我々はそこへつけ込めば勝てる
(東条陸相との衝突を経験し)次官職はもう懲り懲りだ
※東条陸相… 東条英機、陸軍軍人、政治家。階級は陸軍大将。栄典は従二位勲一等功二級
守れば足らず、攻むれば即ち余あり
攻勢に出るのだ。攻撃精神のない軍隊に勝利はない
戦闘序列の乱れは、上層部の統帥観念の混乱の現れだ。全く何をやっているのか
陛下が親任された総理を殺した大罪が寛形で済むなどということになれば、動機さえ純粋なら何をやってもいいことになる
出発準備命令はすぐに下達せよ。具申書は明日、書き直して打電するのだ
単に陛下の思し召しに忠実であれば良いというものではない
反乱罪はただの殺人罪ではない。国家の崩壊につながる大罪だぞ
師団長の心は諸土とともにある。諸土のご健闘と武運長久を祈る
このまま引っ込んではおれぬ。絶対にホランジアを奪還するぞ
負けはせね、本土決戦なら絶対に勝てる。一億特攻の覚悟で突き進めば良いのだ
乃木将軍の人格高潔なことは、私も尊敬しております。
忠誠心には圧倒されます。しかし将軍は戦 争は必ずしも上手ではなかった
共産主義にも長所は数々あると思う。しかし、致命的な短所がある。いや、短所などという生易しい言葉では足りない。致命な悪だ
功を急ぐあまり、敵に 弱みを見せることのないように注意するべきです
死を唯一の戦闘手段とする部隊を、軍令をもって正式に編成することは統帥の道に反する。
生還の道を断って特攻隊員を死地に追いやるのは、隊員と皇軍精神の冒涜というものだ。
他に道がないとはいえ、特攻はあくまで非常手段と解するべきだ
(明治天皇崩御をうけて)乃木さんは自決なさるぞ。究極のご奉公は冥界で陛下のお供をすることだ。すぐにあとを追われるだろう
阿部大将には正直言って失望しました、内政、外交とも不徹底です。
いま大将を支えて選挙を戦うと、内閣に対する国民の不満が軍に向けられることになります
※阿部信行内閣総理大臣在職期間…1939年8月~1940年1月
とんでもない、彼は陸軍の至宝です。あの天才を活用しなくてどうするのですか
※彼…石原莞爾、陸軍軍人で柳条湖事件や満州事変を起こした首謀者。二・二六事件では反乱軍の鎮圧に貢献
参謀総長は陸軍中将以上の階 級の者であることを要します。
いかに皇族であっても、この規定を曲げるわけにはいきません
日本は陛下が独裁しておられる。しかも独裁の弊害を避ける為に、憲法を制定し、万機公論に決する方法をとってこられた。
東条はこのことをどう考えているのか。
彼は僭越の誤謬をおかし、軍の上層部には結構な人材がいるのに、自分を絶対と思っている
※誤謬(ごびゅう)…間違えること、間違い
和平の実現に異議はない。だが降伏には不同意だ。日本軍は負けてはおらぬ
米英との和平条件は戦争の現実を踏まえて考えなければならない。
日本はまだ広大な敵の領土を占領している。
これに反して敵は日本領土のごく一部に足をかけただけである。
日本は負けていないのだ。敗れたから和平を提議するという姿勢は排すべきである
大陸にいる三十個師団のうち、一個ぐらいは公明正大な戦をする師団があっても良かろう
(乃木希典)将軍、ありがとうございます。阿南惟幾は精進して、立派な軍人になります
(毎朝、剣道の素振りをしていることについて)好きでやっているのではない。陛下のおそばにいる護衛兵の務めだ
(畑俊六陸相に対して)陛下の信任厚い閣下に辞職をお願いするなど、あってはならぬことなのです。
だが、米内閣を退場させるには他に方法がありません。ヨーロッパ情勢の変化により、今は海軍の省部も同盟締結を望んでおります
(乃木将軍に対して)常時軍服を身につけておられるのは、そのお覚悟のせいもあるのですね。いつ戦死されても恥ずかしくないように身なりを整えておられる
今、司令官を更迭したら、全軍の士気にかかわります。
まして乃木将軍は全将兵に慕われている人格者なのですから
陛下は国際世論を重視しておられる。金融や貿易で、我が国が英米に大きく依存しているのをご存知なのだ。参謀本部の将校などよりも、ずっとよく勉強しておられる
毒ガスは装備の不十分な我が軍には必要な兵器だからな。
だから国際法違反は違反だ。何とかこれ以上、日本軍の評判を落とさない方法はないか
(1944年、アメリカ軍との戦い)叩いても叩いても敵の物量は無限大だな、海 から軍艦が湧き出るようだ
(阿部総理に対して)今は戦時です。解散、総選挙で政治に空白をつくる余裕はないというのが結論なのです
(阿部総理に対して)強引に解散なさるのも一つの道ですが、林将軍の轍を踏むのは目に見えています。ここは潔く身を引かれて、軍人全体の評価を高めて頂くのが最良と私は考えます
(ポツダム)宣言文を発表するなら、反論も併記するべきだ。国民の戦意が低下する
乃木大将は名将だ
火事場ドロは良くない、イタリアは世界の信用を失って、長い目で見ればマイナスになる。真似るべきではない
人に意見を述べる、真の難しさは話す相手の心を読み取って、自分の意見をそこにうまく合わせる、その難しさなのである
韓非子
知ることの難しさは他人を見抜くことではなく、自分で自分を見抜くことである
非常識な振る舞いをし、外国の諸候に無礼なことをしていると、我が身を滅ぼすことになる
※諸侯(しょこう)…一定の領域を支配することを許された臣下である貴族のこと
国を治めるには公平を失ってはならない
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