火事場ドロは良くない、イタリアは世界の信用を失って、長い目で見ればマイナスになる。真似るべきではない
阿南惟幾
男と女が本当に見つめあい、付き合うというのは辛いことでもある。切ない。だって、別の人間同士なんだから
岡本敏子
お互い見ず知らず同士で売ったり買ったりしているのだ。だから商品が画一的になる。問題は値の安さや、品物の新しさということになり、自分がどうしてこの品物を手にしなければならないのか、自分独特の納得がいかない
色川武大
(不正ないソ連に対し)そのような国民、そのような民族には将来はない。モメンタリズムがあるのみである
樋口季一郎
成功する人間とそうじゃない人間の違いは、体力の差でも、知識の差でもない。意志の差だ
古賀稔彦
プロ野球界にも「この人が指導者になったら面白いのに」という人材はいるのだが、人気がない、知名度に乏しい、イメージが地味など、重箱の隅をつつくようにマイナスポイントを探しては潰してしまう。そしてその人の本当の指導力や可能性は決して語られない
落合博満
運命には逆らえない。努力することで多少、運命を変えることができるかもしれないが、あとは吹く風任せである
桂文枝
閣僚も官僚も、どんどん海外に出るべきです。どうして海外を知らずにこのグローバル時代に国の運営ができるのか。政府がプライベートジェットでも買えばいいじゃないかと思う。税金の無駄遣いだって批判が出るかもしれないけれど、海外のことを知らない政治家や役人が国を動かすことによる損失の方がはるかに大きい。いまの時代海外出張なんて、新幹線に乗るような感覚じゃないとまずい。東京は世界の僻地なんだから
新浪剛史
会うたびに目新しいことを言う人は人当たりがよくて人気者になるが、それは確固たる一つの信念を持っていないことの証拠だ。信頼し得る人物ではない。人に好かれることと信頼されることとは別物だ
野村徳七
世界一国論 ー これはシューマン・プランを拡大したもの。全世界が無関税になれば、農産物、工業製品、なんでも安く輸出入できるから、人類にとってこんなに幸福なことはない。それでも貧乏な国には、豊かな国が援助すれば済む
永野重雄
ちょうど日本経済の縮図である。大石が大企業であり、中、小の石が無数の中小、零細企業である。中小企業は日本経済の旗手であって相互に支え、補完、調和する日本経済の礎石でもある。日本経済も、格好のいい企業や大、中企業だけならばバランスが崩れて第一次オイル・ショックや不況の衝撃で崩壊してしまい世界第二位のGNPを誇る工業国になれなかった
日本の産業は今、これまでの一国経済から世界経済へと移行しつつあり、日本の企業はそのために体質改善を好むと好まざるとに関わらずしなければならない。紙しかり、自動車しかり、金融またしかり。今その口を鉄(製鉄業)が切ろうとしているのである
叩けよ心の扉。大いなる不平に発憤せよ ー 成功のチャンスは文明の進歩とともにますます増えているのに、多くの人はこれを見逃して何もせず、何も考えないでいる。まず、叩けよ心の扉である。大いなる不平に発憤してはじめて無限の道を夢みることができるのだ
小川栄一
技術は金で買えない。個別の技術ですぐれたモノは海外から導入してもいいが、大きな技術の体系、産業としてのシステムは、自前で組み上げないと決して定着しない
豊田喜一郎
日本といえば、低賃金というのが国際的にも通り相場だが、もはや現在の国際経済は、低賃金では競争できない段階に達しているのである。いま必要なのは、なによりも生産性の向上である。言いかえれば、仕事の量である
盛田昭夫
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