常識って、変なものですね。諸行無常だって無我だって、常識でしょ。日本ではでも「本気でそう思っている」人なんか、ほとんどいない。「私は私、同じ私」だと思っている
養老孟司
今の世の中、弱者が正義になりすぎていると思う。負けた人にも、必ずその理由や非が多少なりともあるのではないでしょうか。でも、それを直視せずに、負けの言い訳ばかりしている。このような風潮に疑問を持ったのです。それが小説(『名刺ゲーム』)で一番言いたかったことです
鈴木おさむ
僕が解散しようというと他のメンバーから解散したくないという声があがった。バンドを維持すれば給料を貰えるから我慢するという。まだ子供のくせにサラリーマン化しちゃってたんだ。でも僕は、そんな生き方は断じて嫌だったんだよね
萩原健一
日本はどちらかというと、日本のテーマという風にはならず、アメリカやフランスみたいな、誰にでもわかるような普遍的なテーマ。それはなぜかと言うと、それぞれの国がそれぞれの観客で回っている国なんですよ。ただ、そういうところでは、逃げ道がないと思ったんです。影響された映画を、日本で真似をしたところで観客はいない
行定勲
選手は、それぞれ長所があるし、いいものを持っている。そんないいところがあるのに、何で自分のよさに気づいてくれないんだろう。何でどんどん状態が悪くなっていくんだろう。つまり、自分を知らないからそうなってしまう。自分を見失うのは、精神的に余裕がないからだ
落合博満
うまい、まずいってのは個人の嗜好だよね。文句言ったら、みんな嫌な気になるじゃない。自分には合わなかったというだけで、おいしいと思っている人もいるんだから。気に入らなけりゃ次、来なければいいんだから
ファンが何を求めて僕のコンサートにやってくるかと言えば、自己を肯定して生きていきたいんです。「おれたち、結局頑張ってもさ… 」と、どこか自己を否定して生きている社会がある。だけど、「長渕のコンサートに行くとそんなもの払拭してくれるんだ」という、そんな彼らの声がステージ上の僕に突き刺さってくるんです。「わかった、だったらおれらも飛びかかっていくからな!!」と、そこに全力で応えていく
長渕剛
ただウケればいいとは思えるようになりました。むかつくことはそりゃありますよ。たとえばツイッターでなんか書かれると、傷つきはしないけどむかつきはする。でもそれで悩むことはないですし、ネガティブな出来事のほとんどはネタになるんですよね
品川祐
極端に言うと、僕の場合、無理をして先に人格を作っちゃうんですよね。ヒーローとしての人格を作って、普段からそう振る舞うようにする。それを続けでいたら、自分の本物と 重なるんですよ。作った人格が、本当の人格になるんです。そうしたらほんまにカッコイイ本田圭佑ができあがるんですよ。だから、一日一日が本当に大切になってくるんです
本田圭佑
誰でも非凡な才能を持っているし、すべての人が美しいんだ。自分がいったい何者なのか、誰かに指摘してもらう必要のある人間なんて一人もいない。あなたは、そのままであなたなのだ
ジョン・レノン
僕の気持ちの中では、 「完成と思えば成長なし」 。これ以上先へ進まないということですから、成長しないでしょう。だから、 「おまえ幾つまでゴルフやるんだ?」 と聞かれたら、答えは「決めてない」。幾つになっても挑戦心を忘れたくないです
青木功
最近の人は切り替えを上手にできない人が多いように感じます。相撲の場合、土俵に上がった時の緊迫感はどんなことより強く感じます。世界中探しても、出だしから頭と頭がぶつかり合う競技なんてあまり見ないんじゃないでしょうか。それぐらい油断が命取りになる競技なんです。そういった緊張感の中で精神力を鍛えるのが相撲の鍛錬です
貴乃花
世に出てくる人って、やっぱりって思うことはとても多いんです。彼らは「なるほど」ということをちゃんとやってる。考えもつかないような努力をしてる
石橋貴明
よく「被災地にも笑いを」なんて言うヤツがいるけれど、今まさに苦しみの渦中にある人を笑いで励まそうなんてのは、戯れ言でしかない。しっかりメシが食えて、安らかに眠れる場所があって、人間は初めて心から笑えるんだ。悲しいけど、目の前に死がチラついてる時には、芸術や演芸なんてのはどうだっていいんだよ
ビートたけし
今の宣伝部には一級の人材がいると信じて疑いませんね。しかし僕は、どんなに仕事の能力があっても、やはり人柄が悪いといけないと思うんですねえ。最後に決めるものは、人柄ではないでしょうか。このことはね、洋の東西を問わず、アメリカでもその他の自由主義諸国でも、いやそれだけでなく、共産圏においても言えることではないでしょうか
佐治敬三
日本人のマーケットというものに対する考え方にも問題があると思う。日本では、ひとつ何か新しい製品が出ると、我も我もと真似して出てくる。ある会社がラジオをやれば、みなラジオ。テープレコーダーをやれば、みなテープだ。他社がやって自分の社がやらないと、何か沽券にかかわるような気がするらしい
盛田昭夫
命さえあれば、何でも出来るという人がいる。確かに、それはそうかもしれない。でも、生きる理由がないのに生きていくことは、なかなか大変なことだ。それだけ生き甲斐って物は大切なんだと思う
ノンスタ(井上裕介)
(宗教とは何ですか?)我々は無限の社会で苦しいと言っている。自由にならないとか苦しいというところに何か限られたものを感じておって、限られたものを感じるということが正しい無限を感じることに決まっておるんですね。そうでなければ無限、有限というものが苦しいと感じることもなけりゃ不満足だと考える理屈はないんですね。有限というものの中におって、そういう感情を起こすのは、すなわち裏に無限があるからだと。その無限に対する関心が欠けておると、その関心を持つのが宗教だと
鈴木大拙
日本では学生は大学で勉強しない、英語もやらない。それで企業に入れば日本だけで商売。これじゃ鎖国だ。米国の講義は面白いし、理系は英語だから
中村修二
「ひきこもった経験があるから今がある」という人もいますが、自分に関しては、ひきこもった期間は完全に無駄だったと思っています。絶対に外へ出て遊んだほうがよかったし、友達と思い出を作ったほうが充実するんですから。ひきこもりを美談として肯定するのは、 あまり好きではありません
山田ルイ53世
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