人間は高慢な思いを抱くべきではない。高慢は花をつけ、破滅の穂を実らせる。実りの秋はとめどない涙を刈り取る
アイスキュロス
一人では、やっぱり生きていかれない。他者が居ない分だけ幻想が繁殖してくる。自分の病気はここから発していると思う
色川武大
聖人の良知は、雲一つない青空の太陽と同様に全くさえぎられていない。賢人の良知は、片雲のうかぶ空の太陽同様に一部分がさえぎられている。愚人の良知は、黒雲のたれこめる空の太陽同様にすっかりさえぎられている。このように良知の発現に明暗の違いがあるといっても、ちゃんと黒白を見分けるという点は同じである。真っ暗な夜でも物事に黒白を見分けるのは、それこそ太陽の余光がつきていないからである。苦心して学ぶという努力をするとは、この一点の明るさを基点にしてとくと考察していくことなのである
王陽明
名も知られずに死んでよい。という肯定から愛が始まるような気がする
紀里谷和明
どんな精神的な人間でも、四十五時間以上食べ物のことを忘れることはできぬ。数時間ごとに間違いなく脳裏に起こる不変不動のくりかえしは、「いつ食べようか」ということである
林語堂
悲しいときには泣くがよい。辛いときにも泣くがよい。涙流して耐えねばならぬ。耐えた心がやがて薬になる
平櫛田中
家が貧しくても体が不自由でも決して失望してはならない。人の一生の幸せも災いも、自分から作るもの。周りの人間も、周りの状況も、自分が作り出した影と知るべきである
野口英世
生まれながらにして肌の色や出身や宗教を理由に他人を憎む人は誰もいない。憎しみは後から学ぶものであり、もし憎しみを学ぶことができるなら、愛することも教えられるはずだ。愛はその反対の感情よりも、人間の心にとって自然になじむものだから
ネルソン・マンデラ
人を信じる心をなくしてはいけない。人間性とは広い海のようなもの。数滴の汚れで、海全体が汚れることはない
ガンジー
お金の神を崇拝する私たちは、ものがあふれかえった便利な暮らしに溺れている。しかしこのような暮らしは、精神的に豊かな暮らしとは決して両立するものではない。金銭欲や物欲から離れ、品位のある暮らしができて、人は初めて、他者を思いやる人生を過ごすことができる
人間性への信頼を失ってはならない。人間性とは大海のようなものである。ほんの少し汚れても、海全体が汚れることはない
今日は残酷、明日はもっと残酷、あさってはよい日。だが大多数の人は明日の夜に死んでしまう。ほんものの英雄だけが、あさっての太陽を見ることができる
ジャック・マー
物事を迅速にしたいと、望んではならない。小さな利点に目をとめてはならない。物事を早く行うことばかり望むと、十分になすことができない。小さな利点にとらわれると大きな仕事が達成できない
孔子
計画が失敗するほど志が堅くなる。天が我々を試しているのだ。失敗を気にする必要などない
吉田松陰
世の中には体は生きているが、心が死んでいる者がいる。反対に、体が滅んでも魂が残っている者もいる。心が死んでしまえば生きていても、仕方がない。魂が残っていれば、たとえ体が滅んでも意味がある
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