五十ばかりより、そろそろ仕上げたるがよきなり
山本常朝
自ら潔うして他の汚濁を洗い、しかも清濁併せ容るるは水なり
黒田官兵衛
思いぞ屈してこころ滅びる夜は、油砥石をとりだしてきて、鈎をせっせと研ぐ
開高健
必ず金銀にて人を使はんと思はるるは、人心の離るる本なり
大谷吉継
先人の真似ごとはくだらぬ
坂本龍馬
先ずよき処を褒め立て、気を引き立つ工夫を砕き、渇く時水を呑む様に 請け合わせ疵直るが意見なり
武士は、仮にも弱気のことを云ふまじ、すまじと、兼々心がくべき事なり
今の世を、百年も以前のよき風になしたく候ても成らざる事なり。されば、その時代々々にて、よき様にするが肝要なり
只今の一念より外はこれなく候。一念々々と重ねて一生なり
少し理屈などを合点したる者は、やがて高慢して、一ふり者と云はれては悦び、我今の世間に合はぬ生れつきなどと云ひて、我が上あらじと思ふは、天罰あるべきなり
人に意見をして疵(きず)を直すと云ふは大切の事、大慈悲、御奉公の第一にて候
礼にて腰は折れず、敬語で筆は磨り減らぬ
毎朝、毎夕、改めては死ぬ死ぬと、常往死身に成っているときは、武道に自由を得、一生落度なく、家職を仕果すべきなり
我が家の遺法、人知るや否や、児孫のために美田を買はず
西郷隆盛
かたんと一筋におもふも病なり
柳生宗矩
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