実業家の名言集
どうせ変えるなら、良い方向へ変えるのでなくては意味がありません。そのためには、楽しい人生を送れるような生き方、考え方をすることです
船井幸雄
他人と自分は一緒と思えること、自他同然になることがよいのです。自分にもいいし、他人にもいい、それがいちばん幸せだと思うのです
過去に何があろうと、それによって現在があるのですし、未来はこれから創っていくのですから、過去を肯定し、包みこんでいるのが、いまの自分だ...と、まず認めてほしいのです
「世の中」にはいろいろなことが起こります。その一つひとつについてだけを取りあげて「これはこういうことだ」と判断すると間違うことが多くあります。何か一つのことを正しく知ろうとするとき、また判断しなければならないときは、そのことについての多くの事象を集めてくるといいのです
生きている上で襲い掛かってくるどんなピンチもこれは自分の人生にとって必要必然であると考えれば、ピンチこそ最大のチャンスになります
世の中で起きることはすべて必然であり、偶然などない、と私は思っています。われわれが日本人に生まれたのも必然です
「思いは実現する」のですから、絶えずプラス発想をしましょう。そして「与えるものは受け取るもの」ですから、できるだけ与えましょう
どんな人にも、自分でなければできないことがあります。しかも、長所や得手としていることで、自分のため、世のため人のためになることがたくさんあるはずなのです
心配しても仕方ありません。納得して、プラス発想して、ベストを尽くすべきです
どのようなことも、部分だけを見て全体を判断するような愚を犯さないようにしてほしいのです。多くを見て、できるだけそれらを統合してみてください。そうすれば、いまがどのような時代かもわかります。何でも正しく把めます。そうしてから対処法を考えてほしいのです
人の最大のよい特性は「考えられる」ことです。どうでもよいことに費やす時間を減らし、しっかり考えようではありませんか。ともかくテレビや携帯電話に関わる時間をいまの半分に減らし、その時間で「何が正しいか」をゆっくり考えてみて下さい。人生がよいほうに変わっていくと思いますよ
われわれは、自分の接する「すべてのもの」からまず学ばねばなりません。学ぶというのは「興味をもち、観察し、新しく知り、ルール化して活用する」ということです。人は人からもっとも学べると思います。子どもや若い人、未経験な人からも学べます。だれからも、しっかり学び続けましょう
これから、よい世の中を、われわれでつくらねばなりません。そのためには、よいことをやり、悪いことをやめるという決意、いわゆる勇気が絶対に必要になるでしょう。勇気こそ大事です。ぜひ、今日から人間である以上、だれにも勇気ある行動をしてほしいです
今生、人として生まれ、いろいろな経験をしています。その結果、現在の自分があります。世の中で起こることが、すべて必然、必要だ...とするのなら、現在の自分があるのも、自分の周りに多くのことが生起するのも、当然のこととして必然、必要の結果だと考えられます
若い間は、自分が特別の存在で一番大事だと思って生きてよいと思います。ただ人間は、自分一人で生きているのではありません。他の存在と生活をしています。次第に、実は自分が特別のものではなく他と比べて特別の存在でないことも分かってきます。自他同然ということを忘れないでください
自然は、まったく単純で質素です。そして愛に満ちています。人間も、極意に到達すると自然に近づくようです。おもしろいことです
人間というのは、上手に生きれば生きるだけ、正しく生きれば生きるだけ、より質素になり、より単純になり、より愛を与えられるようになると思います
自他ともによくなり、自他ともに喜ぶことが世の中には多く転がっています。それらを探し、つくり、実行すればよいのです。そのためにはまずくせづけするのがよいと思います
長所と短所は裏返しの関係にあります。長所を伸ばせば短所は消える。なぜなら短所と思えたものが長所となったからです。プラスに考えて、長所を伸ばしていってください
人間には怠惰な心や苦労を避けてラクをしようという本能もありますが、注目され期待されると、いままで中断しかかっていたものが、「よし、もうひとがんばり」というかたちで継続性がでてくるようです。そのことがよい結果を生むのだと思います
勉強してレベルが上がっていくと、他人を認め、自分も大事だが他人も大事という気持ちになってきます。そうなると人間が本来もっている特性というものに、気付くと思います
「継続は力なり」という言葉がありますが、どんなにすばらしいことであっても、また思いが強くても、途中でやめてしまっては、決して成就することがありません。合理的に良心に基づいて考えて始めたことならば、目的の結果が得られるまで中断してはいけないのです
ほめるときは相手の目線まで下りていってほめるのが上手なほめ方です
欠点を克服し ても、それはマイナスをゼロにしただけで、プラスには働きません。それならば長所を伸ばして、プラスにプラスを重ねましょう
人間は生まれながらに独自固有の長所をもっています。仕事にそれを活かせば、よい仕事ができます。自分も充実感を味わえるし、周りの人間を幸せにできます。その意味で人材作りとは、いかに独自固有の長所を活かした仕事をしてもらうかにかかってきます
人間が強く意識し思い続けることは、良いことも悪いことも実現の可能性が高まります。他人からいじめられたり、脅かされたり、足を引っ張られたり、否定されたりすると、その悔しさを覚えていて、人は必ず恨みを晴らそうとするのです
「束縛や干渉をしない」ことも、人づくりには大切なことです。強制されてする仕事を人は決して熱心にやろうとしないし、また失敗も多くなりがちだからです。能力もなかなか伸ばせません
植物が伸びるのは自分で伸びようとするからです。もっと大きな木になりたいと自分が思うから大きくなっていくのです。この自主性というのが生長においていちばんの要素なのです。人間も同じです。人間に自主性を与える特効薬は、まかせることです。まかせれば、本人の自主性が芽を出します
一つのくせづけが次のくせづけを生んで、池に投げ込んだ小石のように波紋をどんどん広げていきます。好循環の波紋が起きるか、悪循環の波紋が起きるかは、投げ込む小石によって異なってきます
自ら学ぼうとしたとき、人は初めて効率的に学べ、よく成長します。そして、そういう学び方ができた人が、周りから見たら奇跡としか思えないような力をあっさり発揮したりするようです。人を育成する立場にある人は、このことを片時も忘れないようにして下さい
褒められると人は褒めてくれた人に好意を持ちます。好意を持った人には、何か報いたいという気持ちになるものです。この気持ちが素直に欠点の指摘を受け入れることにつながるのです
人間というのは、人に好かれたら成功するのです。すべての人とは言いませんが、ほとんどの人に好かれる生き方をするべきです。では、どんな人が好かれるかと言いますと、謙虚な人が好かれます。それから、他人をほめ、認める人が好かれます。そして信用できる人が好かれます
この世には不要なものがないように、この世には偶然事はありません。この世に存在するものは、すべて必要なものであり、この世で起きる出来事は、みな必然事です
我々は運命の支配者です。人生万事が己に発して己に帰る。いわゆる撒いた種は刈りとらねばならないし、思ったことはいずれ実現します。運命すなわち生命を運ぶ主体は自分自身なのです
世のため、人のために、自分ができる可能性のある大きな願望を、たえず夢あるいは目標として持ちながら、そのとき、そのときを悔いの残らないように生きるのが最もよい生き方といえます
人間にとって大事なことはクリエートすること、探求すること、奉仕することに喜びを見つけ、それを中心に将来目的の設定と、日々の生活を送ることといえるでしょう
プラス発想をすることです。すなおになり、すべてを肯定することです。そうすると、生きていることに、感謝の念がでます
他者をできるだけ肯定しましょう。たとえば害を与えにくるものも肯定しましょう。なぜなら、この世で起こることはすべて必然でこの世に存在するものはすべて必要だからです。ただ、害を与えられてはたまらないから他者が害を与えにこないようになりましょう。それには力をつけることです
自分からはどんなことがあっても、喧嘩を売ったり、人の足を引っ張るような言動はやめましょう。それだけではなく争いごとも、あるレベルまではできるだけ穏便に処理しましょう
過去にあったことで、それをふり返りくよくよすることはやめましょう。現在進行中のことについても同様です。ともかく、過ぎ去ったことはどんなことも肯定しましょう。そしてそれらは私にとってよかったことだと考え感謝し、それらによって得たことを参考によい将来のあり方を考えましょう
人間として生まれてきた目的は「学び、働き、創造し、自他に貢献すること」が第一であり、決して休んだり遊んだり楽をすることが最終の目的ではありません。いうならば遊びや休んだりすることは、よく学びよく働くための従の役割のものであって、手段であっても決して目的ではないからです
世の中のものは、すべてつながっています。われわれは個であると同時に、全体の一部です。そして個の動きが、全体に影響します
たとえどんなことが起こっても、まずは現状を肯定し、そのことを受け入れてください。その上で現状を土台にして全力投球し、現状から判断して実現し得る最善の夢を描いてください。その夢を今度は実現に向けてイメージ化し、確信するのです
人間の思いや言葉は、絶えず繰り返していると実現します。同じ思いや言葉を繰り返すことでそれが確信につながり、イメージ化がはっきりとしてくるのです
失敗しても良いです。それはほんの少しの引き算にしかなりません。そのかわり世のため人のためになることをしたら、大きく足し算することとなります。だから、どんどんよいと思うことを積極的に前向きにやってください
「あるがまま成るがままで、プラス発想する」というのは自然の理にかなった生き方ですから、だれでもすぐできるでしょう。これらを実行すると精神的に楽になるだけでなく、健康になり、明るくなり、人相もよくなり、よい友もでき、運がつきはじめることがわかります
着眼は大局からしましょう。しかし決断は、自分の体質や現在の社会環境や市場環境を充分に考え、企業経営の目的に合うかどうかも検討し、着実というか堅実に行なってください。そして、いざ決断しましたら、実行は積極的に前向きに行なってください
マクロにもミクロにも地球や人類のためにならないことは、やめる努力をしましょう。一つ一つにこだわらず、自然にできることからやっていけばよいのです。人の意識と考え方が今後は急速に良心志向、自然志向に変わるでしょう。住みよい環境、暮らし、社会づくりができると私は思っています