実業家の名言集
同じ物を千個作ると、たいがいの職工は手がなれて間違いのない物を作るようになります。最初の数百個の中には良い物もできますが、手が定まるまではこれを捨てるくらいの覚悟は必要であります
豊田喜一郎
エンジニアは一日にして出来るものではない。有無無象が集まって出来るものではない。数百人のエンジニアを保護し、生活の安定と研究の自由を与えることが必要であって、その経費も決して高いものではないと思う
一本のピンもその働きは国家につながる
汽車に乗るのに一分のことで乗り遅れたというが、一分どころか一秒だって遅れたら汽車には乗れない。かといって、駅に行くのが早すぎれば、汽車が来るまでぼんやりと待っていなければならず、時間の無駄である。つまり、私のいう『ジャスト・イン・タイム』とは、間に合うというだけの意味ではない。余分なものを間に合わせても仕方がないんだ
作ってやる、売ってやるではいけない。買ってもらう、作らしてもらっている、という気持ちでなくてはいけない
一生懸命働けば我々も生活の安定ができましょう。こうした田園工場で愉快に働いて、その製品がお国のためになれば、われわわは満足であります
技術者は実地が基本であらねばならぬ。その手が昼間はいつも油に汚れている技術者こそ、真に日本の工業の再建をなし得る人である
一旦トヨタから出した車は、何処が悪くても全責任を負わなければなりません。それを他の部分に罪を着せずに、自家製品の悪いところを言い逃れの出来ぬ様にさせると云う事は、自分自身の製品に自信をつける最も大事な事であります
(株式会社豊田自動織機製作所が設立され、常務取締役に就任した頃に語った言葉)私たちはやがて自動織機をつくり、さらに紡機をつくります。紡機ができて軌道に乗ったら自動車をつくります
経営は学問ではない
石坂泰三
(大阪万国博覧会の会長としての言葉)本来、政府の仕事ですぞ。百億でやれといわれれば百億のものを、一億でとあれば一億のものをつくる。こちらはそれだけのこと。それでいいんですか
これから幹部になろうという者は、相手の言葉だけでなく、文化、歴史、政治、経済といったものをよく勉強しなくちゃいかん。もちろん、その前に自分の国のこともよく知っていなくては
僕は日本にいるときよりは外国に行くともてるんだよ。ストレスも外国の方がないね
経済の基本はまず豊かになること。日本経済のポテンシャリティを信じ、拡大に全力を注ぐと同時に、経済秩序、道義、企業モラルの確立を図る
(マッカーサーが社長室を気に入り「この部屋を使っていた人間に会いたい」という話を伝え聞いた時の言葉)いかねえよ。用があるなら、こっちへ来ればいい
今の世の中で政治が一番悪い
満足しているものが一番の金持ちだ
私は人生万事、小成に安んじろというのではない。小さな地位でも、一日一日を充実感を覚えながら働いておれば、必ず道は開けてくる。不平不満をぶちまけるだけでは、道は真っ暗だ。一時の苦を忘れ、明日を夢見ながら、コツコツ働くしかない
私だって、世捨て人や禅坊主ではない。だから金も欲しい。ぜいたくもしたい。しかし、いくら欲しくても得られない場合は、現状に満足して、働くしか道は ない。不平を言ってもそれは得られるものじゃない
伸びるためには、まず縮まることが必要だ
会社につとめて、いろんなこと教えてもらうんだから、金払ってもいいくらいだ
誠実に、そして厳しく自分を管理することが出来ていれば、あなたの部下の管理の必要性はない
経済が政治に追従するのでは、大きな飛躍は望めない。政治に並行しながら、これに政策面で優先することが経営者の任務ではないだろうか
人生のコースには人それぞれのペースというものがある。自分のペースに合わせて、息切れず、疲れすぎをせず、ゆうゆうと歩を進めて、とにかくその行き着くところまで、立派に行き着けばよろしいのだ
人生はマラソンなんだから、百メートルで一等をもらったってしょうがない
間が大切なんだよ。三味線でも間が大切というだろう? 間が悪いと三味線もあほになる
(万国博協会会長に就任時のインタビューでの言葉)君、ボクは大丈夫だよ、いろいろな引き出しを持っているから
(経団連会長就任直前のころ、家を夜間訪ねた記者に言った言葉)まあ君、ぼくは妻に先立たれたから淋しくてネ。慰問に来てくれたようなものだ。ゆっくりして行ってくれ、ぼくの妻知っているかネ。よい妻だったよ。君、奥さんを大事にしなさいよ。妻はいいもんだよ。写真を見ていってくれるかね。いい女房だったよ
(浅沼稲次郎の暗殺事件に際して実行犯に対する、問題視された発言)暴力行為は決していいものではない。だがインテリジェンスのない右翼の青年がかねて安保闘争などで淺沼氏の行為を苦々しいと思っていて、あのような事件を起こした気持もわからないではない
経済道義の高揚、いまの日本の財界にいちばん欠けているのはこれだと思う
(日本万博協会会長としての心境)一体この博覧会の主体は誰だったのだろう。此の政府記録によれば総て政府当事者によってなされ、万博協会は殆ど何もしなかった様に見えると云っても過言ではないかも知れない。・・・私としては聊か、否、大いに不満である。・・・甚だ不満である事を率直に後々のため記録する次第である
経済の基本は、まず豊かになること。日本経済のポテンシャティリティーを信じ、拡大に全力を注ぐと同時に、経済秩序、道義、企業モラルの確立を図る
政界に対して財界の自主性を確立する
その高等学校の制度がなくなったのは、日本の教育上の大きな損失だったと考えている
高等学校での三年間は私の生涯を通じて最も印象的なものだった
(旧制府立一中(現・東京都立日比谷高校)を受験し合格した時の言葉)クソまじめに勉強した
(経団連会館建設のための国有地払い下げを巡って当時の大蔵大臣・水田三喜男の煮え切らない態度への発言)もう、きみなんかに頼まない
経営は“常識”だよ
外国人が40億、50億の株を取得しても大したことはない。制限を撤廃して堂々とやるべきだ
ぼくは、仕事以外の無理は一切しない
睡眠は長い時間を必要としない。ぐっすり眠ればそれでよい
有効、有意義な借金、必ず返せる借金、分相応な借金はけっして一概に排すべきでもない
企業の経済性ということは、企業をして企業たらし めるものであり、経済性の追求は企業経営の不断の合理化を促進することにある
青年はすべからく素直たるべし。壮年はすべからく狸芸にでるべし。老人はすべからく、いよいよ横着に構えて、憎まれることを覚悟すべし
わがままこそ老人の本領だ。老人が老人として他から期待されるところは、善意の、誠心誠意の、私利私欲を離れての、かつ深謀遠慮としてのわがままである
人にものを教えるということは、自分でも非常に勉強になるもので、学問のためにも、またその後のものの考え方の上にも大いに役立ったと思う
いま売っている製品を永久に売るということでは駄目で、先を見越して新製品を作ることが必要だ
日本に今一番大切なものは、経済道義の高揚である
自分は決して英雄だとは思わない。もし英雄だとすれば、君たちが英雄にしてくれたんだ
私は東芝に来るにあたって、自分の腹心というようなものは一人もつれて来なかった。単身乗り込んだわけである。それには理由がある。一人ならば出処進退が自由にできるが、人を連れて行った場合、その人を辞めさせて自分が残るわけにはいかないからだ
私の財界に対する注文、それは第一に経済道義の高揚ということだ。いまの日本の財界に一番欠けているのはこれだと思う
経営者のあり方などよく質問を受けるが、私に言わせれば経営に秘訣なしだ。よく勉強すること。これが経営者の任務。私は経営学を馬鹿にしているわけじゃありません。読んだことはないが、立派なことが書いてあるんでしょう。しかし、何か大変な秘訣が書いてあるだろうなんて思ったことは一度もない。そんなもの、もともとありっこないですよ
約束は控えめに、実行はたっぷり
マイケル・デル
ITシンプル化はわれわれの“哲学的戦略”だ
極端な話、部門ごとで利用しているアーキテクチャが異なるため、ほとんどのIT予算をメンテナンスに費やしている企業もある。われわれはこのような企業のIT全体に対し、エンド・ツー・エンドで製品やサービスを提供していく
世界のパソコン市場は、昨年、底を打って、今年は回復基調に入ったが依然厳しい状況にある。だが、そんななかでも、デルは、ダイレクトモデルにより、主要コンピュータメーカーでは、唯一、利益を上げながらシェアを伸ばしている
10年前は、日本市場でこれほど売れるようになるのは夢だった。しかし、いまや日本ではシェアは5位にまでなった。国内メーカー以外のブランドでは首位だ
(出欠や成績などの基本データを収集、保存、分析するシステム「Ed-Fi」開発についてのコメント)転校はもちろんのこと、学年が変わるだけでも、教師はその子が前の年にどう過ごしたかを把握していないことが多い
粘り強さと気骨が大切
データをどう活用するかが重要。それを利用して結果を改善できる
作業には忍耐が必要。しかし、結果が出ないと判断したら途中でやめて、他の方法を試すという決断をとらなければなりません
同じことを続けているだけじゃ、駄目になる
アジアは地球上の60%近い人口がおり、潜在的なインターネット利用者が非常に多く、世界で最も急速に成長するPC市場である
実際のところIT投資の75%近くが古いシステムのメンテナンスに費やされているのが現状であり、ITの複雑化を解消し、時間、お金、人材の有効活用を進めるためにも、ITのシンプル化は不可欠。競合他社は複雑化に突き進んでいるが、我が社はシンプル化を進めることで効率的に業務を推進していきたい
オンライン上のデータ量は増え続けており、4年後には現在の6倍に増え、今後5年間に接続される機器は過去15年分よりも増えるといわれている。このような状況の中で、これ以上ITの複雑化を招くわけにはいかない
不確実な時代だからこそ、ITには確実性が求められる。つまり独自プラットフォームよりも標準のプラットフォームが必要なのだ
3Gをネットブックに統合したのは当社が最初。全世界でキャリアとの協力関係を確立している。日本市場に向けには、10インチ液晶を搭載したモデルを投入する考えであり、続けて追加モデルをこの1年のうちに投入する
IT業界で利益を生み出すには2とおりのやり方がある。ITを複雑にするか、シンプルにするかのどちらかだ。競合の多くはITを複雑にして儲けているが、Dellはシンプル化に注力する。シンプル化こそ、顧客の時間やお金、人材の有効活用を実現するキーとなるのだ
今後もこうしたM&Aは活発になるだろう。わが社も過去2年に小規模だが5社を買収している。そのうち2社はコンシューマー事業、1社はサービス事業、残りの2社はソフトウェア関連だった
(日本ではビックカメラやソフマップでもDell製品が販売されるようになったことについてのコメント)今後4年間でインターネット人口は10億から20億人の増加が見込まれている。こうした新しいユーザーにわれわれの製品を使ってもらう機会を増やすためにも、販路を増やすことは重要だ
(環境にやさしいテクノロジ企業となることを宣言)シンプル化を進めることは環境にもやさしいことを意味する
過去23年間、Dellでは顧客に安価でPCを提供するよう努力してきた。しかし多くの企業にとってPCの価格はすでに問題ではなくなっている。それは、PCのメンテナンスやユーザーをサポートすることのほうが、ハードウェアそのものの価格以上にコスト高だからだ
(多くの慈善事業に彼の資産を寄付していることについて)多くの人々が自分の死後、お金をどうするか心配しているが、そんな事は無駄です。私は、自分が生きている間に、正しい方法でそのお金を使いたいのです