私なく案ずる時は、不思議の知恵も出づるなり
山本常朝
思いおく言の葉なくて、ついに行く、道は迷はじなるにまかせて
黒田官兵衛
思いぞ屈してこころ滅びる夜は、油砥石をとりだしてきて、鈎をせっせと研ぐ
開高健
実に嬰児の目を見るときばかりは、人間はみな清く美しい星の化身とうなずかれる
泉鏡花
凡(およそ)世の中に、我が児の事を饒舌(しゃべ)る奴を聞くほど、退屈なものはない
男は喧嘩をするときには断乎喧嘩をするという大勇猛心をもっておらねば、いかに各論卓説を口にしていても、ひとは小才子としか見てくれぬぞ
坂本龍馬
世の中の人は何とも言わば言え、我がなすことは我のみぞ知る
私ももしも死ななんだりや、四五年のうちにハかへるかも、梅雨の命ハはかられず
世の人は我を何とも言わば言え 我が成す事は我のみぞ知る
人の落ち度は、許すより忘れてしまえ
中村天風
少し理屈などを合点したる者は、やがて高慢して、一ふり者と云はれては悦び、我今の世間に合はぬ生れつきなどと云ひて、我が上あらじと思ふは、天罰あるべきなり
始末に困る人ならでは、艱難をともにして国家の大業は成し得られぬなり
西郷隆盛
われ人に勝つ道は知らず、われに勝つ道を知りたり
柳生宗矩
天下 才なきにあらず、用うる人なきのみ、哀しいかな
吉田松陰
私心さえ除き去るなら、進むもよし退くもよし、出るもよし出ざるもよし
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