自信と劣等感とは、矛盾したパワー、エネルギーです。しかし、この両方を一人の心の中にバランスよく持ち続けていくということは、漫画のみならず、作品を描く人間にとって、とても大切なことだと思うのです
藤子・F・不二雄
伝えたいものがあって、その手段が書で、創作もパフォーマンス書道もそういった表現方法の一つに過ぎません。あくまでも伝えることが目的です。評価されたいというのが私の野心かもしれません
武田双雲
ぼくは今、自分が詩とか文学、あるいは絵や彫刻など、ある意味で自分だけの孤独な作業で自分を表現しているのならば信じられると思うんです。でも現実に、今皆さんの前で踊ったり、 芝居をしたりしているなんて信じられない。実感がない。こんなことを言うと、信じてくれないかもしれないけれど、本当なんです
坂東玉三郎
別れるというものがどんなに大切なものであるか。人間というのは、「別れということほど悲しいことはない」というけれども、別れがなければ人生は深まらない、と思っています
石川洋
人間はとかく、追いつめられると、目先の善に走りがちです。だから私たちは常日頃、心にゆとりを持ち、物事に優先順位をつけながら生きてゆく判断と意志の訓練をすることが大切なのです
渡辺和子
同じ夢を追求し続けていると、その夢はどんどん鮮明で、細かいとこまでわかるようになり、ついにはカラーでみえるようになります。それがビジョンです。そういう心理状態になった時、私は自分のビジョンが実現することがわかるのです
稲盛和夫
時代がどう変わろうとも、人間の本質は変わらないのです。誰しも人間は人生で善きことを追求し、後世に何か価値あるものを残すことによって、「永続性」を達成したいのです
やるべきことだと思っていることを、本気になってやっていかなければ自分の人生も、なにひとつ変わっていきはしないのである。本気か、本気でないのかが人生の分かれ道だ
星野仙一
一本柔道を海外から求める声も多々耳にします。それは嘉納治五郎先生の提唱された柔道に限りない魅力があるからだと思います。底辺拡大、そして人間教育、この魅力を伝えていくことこそが現在の私の夢であり、次に自分がやらなくてはいけないことだと思っています
谷本歩実
僕は限界に挑戦することで「人類のフロントランナーでありたい」と思い続けてきました。今もその意識は変わりません。しかし、その根っこにあるのは、誰もやったことのないことをやってみたい、周囲を驚かせたいという、純粋に僕自身が楽しんでいる気持ちです
三浦雄一郎
これが出来たら死んでもいいと思っていますから。死んでもいいというのは自分の限界を知りたいということなんです。そういう執念や勇気みたいなものを持てるか持てないかが、人の実行力に差をつけるのではないでしょうか
幸せをもたらすうえで根っこにあるのは、土俵でお客さんをどれだけ魅了できるかです。さらには魅了を超えて、感動させることができるかどうか。それは、簡単に勝負が決まらない粘り腰の相撲であったり、事態を一瞬にして打開する鮮やかな技の応酬であったり、お客さんを会場まで足を運ばせるのは、結局そういった相撲そのものが本来もっている魅力だと思います
貴乃花
「精神の安定」は、そう難しいことではない。自分の心を不安定にさせる全てのことは、今ではないかもしれないが、いつかは終わることなのだと強く思うこと
小池一夫
私はコンクリートにこだわり続けてきました。ひとつの素材を突き詰めていくことで、自分の想像力の限界に挑戦し続けられるからです
安藤忠雄
僕はむしろ文学というものを、他のものでは代替不可能な、とくべつなメディア・ツールとして、積極的に使って攻めていきたいというふうに考えるんです。だって文学っていうのは最古のメディアのひとつですからね
村上春樹
すばらしい本を読んだ時、誰かに伝えたいと思う。他者に語ることで感動をさらに確かなものにしようとする。そういう誰かと出会える場が、身近に一つでも多くあるような社会こそ、文化的に豊かだと言える気がする
これだけは変えられない、これだけはずっと持っていないといけないというものを大事にして欲しい。ブレてはいけない。絶対に軸がないと駄目です
田中将大
僕の生きている現代美術の世界も、キレイ事の部分は紛うことなき“お芸術”そのものなんですが、投資やエゴ、金への執着もまた現実にはまとわりついて ます。僕はそういうドロドロした人間の姿の中に塗れてゆくことを欲しています
村上隆
まったく関わりない偶然としての幸運などない。積み重ねた努力や、そうした自分を盛り上げてくれる人たちに応えようとする気力が、無意識のうちに局面に最良の一手としての “強運” を導いてくれるのではないか
谷川浩司
自分にはそもそも、後世に残るような作品を生み出す資質が与えられていない。この大前提を踏まえたうえで、「では、自分の作品をどのようにつくっていけばいいのか」これが生涯にわたっての僕のテーマだと考えています
浅田次郎
閲覧履歴
なし