僕は小説家として、本当に欲が深いんですよ。でも、すべての小説家は自分の書くものに対して欲深であるべきなんじゃないのかなとも思います。現状で満足していたらどうしようもないですから
村上春樹
わたしの場合は、自分の好奇心はどこに向いていて次に何を訊いたら、いろんな読者の方たちが面白いと思ってくれるだろうかと思いながらいつもやっているんです。それがとても面白いので、この「社長が訊く」をずっと続けているんですね
岩田聡
うーん……世の中の変化がゆっくりだった時代が、長くつづいたんですね。何年ものあいだおなじ方向のおなじ考えかたが通用して、それが成功をくりかえしているとそれによって成功の体験をした集団というのができますよね
一流選手がプレッシャーに強いかというと、そうでもないですよ。結局、どんな人でも自分の大きな願いが叶いそうになると、ひるむものなんです。だから、本番は普段の実力からたいてい目減りする。でも、それは仕方ないですよ
井村雅代
ぼくは今、自分が詩とか文学、あるいは絵や彫刻など、ある意味で自分だけの孤独な作業で自分を表現しているのならば信じられると思うんです。でも現実に、今皆さんの前で踊ったり、芝居をしたりしているなんて信じられない。実感がない。こんなことを言うと、信じてくれないかもしれないけれど、本当なんです
坂東玉三郎
逃げたって何の解決にもならない。それどころか状況を悪化させるばかりだ。だから人生が著しく悪い方向へ向かっている時には、そいつを楽しんじまえ ばいいのさ
ジョン・ライドン
僕はいつも、新しい流行を探してます。その流行を、マジックで表現するんだったらどういう風にすればいいんだろうと考えています
セロ (マジシャン)
どんな分野でも成功する人は、自分のやっていることに無上の喜びを感じ、惚れ込んでいる人だけです。自分の仕事に惚れなければ、絶対に成功しません。素晴らしい仕事などできるわけがないのです
稲盛和夫
後から来た人たちに追い抜かれても、全く気にしない。標準タイムがあるのですが、それも僕には関係ない。ところが不思議なもので、頂上に近づくと追い抜いて行った人たちに追いつき、山頂には僕らが先に着くことも少なくありません
三浦雄一郎
これはどんな分野でもそうだと思いますけど、これはすごい、と自分が本当に100%認められる実例がちゃんと存在していると思えることは素晴らしいことですよ。それはちょうどギャツビーにとっての沖合の緑色の灯火のようなものですね。僕にとっては、それが新訳を手掛けたこれらの小説なんです
ものを創る人間にとって完全が目標です。完全に満足のいく作品なんてないから、次の作品こそは完全無欠な作品をと願うわけです。だから、僕にとって一番の作品はネクスト・ワンです
黒澤明
今の宣伝部には一級の人材がいると信じて疑いませんね。しかし僕は、どんなに仕事の能力があっても、やはり人柄が悪いといけないと思うんですねえ。最後に決めるものは、人柄ではないでしょうか。このことはね、洋の東西を問わず、アメリカでもその他の自由主義諸国でも、いやそれだけでなく、共産圏においても言えることではないでしょうか
佐治敬三
奇跡って、当事者は気づかないものなんですよ。いつもと変わらない日常があるだけで。ということは、いつもと変わらない今日も、本当は目の前で奇跡が起きているかもしれませんね
秋元康
"嫌いな人" との仕事はやめようということでした。商売相手に裏切られ、なんてひどい奴らだと思ったこともありましたが、よく考えれば相手を見る目がなかったのは自分の責任でしかない
寺田和正
僕の生きている現代美術の世界も、キレイ事の部分は紛うことなき“お芸術”そのものなんですが、投資やエゴ、金への執着もまた現実にはまとわりついてます。僕はそういうドロドロした人間の姿の中に塗れてゆくことを欲しています
村上隆
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