斎藤茂太の名言集
人生、長く生きると、人の価値は「何ができるか」ではなく、「何を楽しめるか」にかかっているのだとわかってくる。あらゆることに楽しみを見つけることは、人間だけに許された生の醍醐味なのである
斎藤茂太
親が子にまず伝えるべきことは、知識よりも、世界中の誰よりわが子を愛していることだ
どっさり夢がある暮らしなら、お金やモノは、そんなにたくさんなくても、毎日はキラキラ光を放ってくるものだ
悲しいから泣くのじゃなくて、泣くから悲しくなるという説もある。ニコニコすれば、自然に心の中も楽しくなる
幸福は好奇心から生まれる
怠惰はリラックスではない
休んでも、やめてしまわない
「まあ、こんなもんだろう」...これがうまくやり抜くキーワード
最後に私よりも若いであろう読者の皆さんにぜひお伝えしたいことは、将来のことを必要以上に心配することはない、ということだ。気を揉んでいたずらに時を過ごすよりも、なんでもいい、今からできること、したいことをしてみるといい。まずは行動を起こすことだ。老いは、考えなくても誰にでも来るものなのだから
日々のちょっとした喜びを大切にし、足元の現実を少しずつ積み重ねていくことが、明るい未来につながっていくんだと思います
完璧主義はやめて、八十点の出来なら合格と考える。毎日毎日、全力投球するのではなく、頑張るべき時だけ百パーセント、百二十パーセントの力を出し、あとは八十パーセントぐらいをキープする。それが、心身共に健康で、いい仕事を長く続けていくコツなんですよ
優柔不断な人は、決断を悩み始めた自分に向かってこう言うといい。決断するとは「悩む」のではなく「決める」こと。どのみち、選択肢は一つだ
人によって価値観や好みが異なるのですから、幸せの形も違って当たり前。マスコミや世間が押しつけてくる幸せの基準をちょっと脇にどけて、一度じっくり考えてみてください。自分は本当は何が好きなのか、何をしているとき幸せだと感じるのか、気持ちよく生きていくために何が必要で、なくても困らないのはなんなのか、どんな自分になりたいのか...とね
老いがきても今までの自分に悔いがなければ、死を怖れる必要はない。また、老いても自分に何か生きがいがあれば、何もビクビクすることもないのだ
「わが道をゆく」に勝る道はない
若い人には若い人なりの輝きがある。三十代にも三十代なりの輝きがある。四十代にも五十代にも六十代にも七十代にも八十代にも…。それぞれの年代に、その年代でしか放つことのできない輝きがある
追いかけられて暮らしているようでは、いつか息切れしてしまう
いま何がないかより、いま何があるかで発想しよう
新しいことに挑戦するときに、もっとも大切なことは、現在の自分の能力を考慮してできるかできないかを予測することではなく、「やる気」があるかないかである。これを忘れてはならない
夢中で生きることを、「生きる目的」にする
相手の長所と向き合えることを、自分の長所にしてごらん
正面を突くのは無策。意表を突くのが対策
楽しいときに笑うのは当たり前。苦しいとき、悲しいとき、“にもかかわらず”笑おう
人間、どん底まで行けばしめたもの。後は上がるだけさ
人間は弱いようで、強い生き物なんです
物事に敏感で自分なりの価値判断を持っていることを「細心」といいます。気が小さいことは人生の武器なのです
人はよく、 「やる気はあるんだけど、行動がともなわない」といった言い方をするが、それは「やる気」を阻害する何かがあるからに過ぎない
何かの打診に対して即答する、この姿勢はチャンスをつかむための「必殺ワザ」とも言うべきものだ
自分で自分をあきらめなければ、人生に「負け」はない
大切なのは倒れないことより、すぐ起き上がることである
人づきあいとは相手があってはじめて成り立つものです。「人が、自分が」とアピールするよりは、まずは相手を敬う気持ちを持つこと。ですから人づきあいにおける最も大切な究極の言葉は「ありがとう」であると私は思います
何かを始めたいのになかなか行動を起こせない人がスタートを切るには、「形から入ること」。これが意外に効果的なのです
物を粗末にする人は、人も粗末にする
他人と自分を比べてしまうのは、しょうがない。ただ、あの人のほうが私より上だとか下だとか考えて、幸せを他人との比較で決めるのは、もうおやめなさい。あなたが幸せかどうか は、あなたの気持ち次第。「自分は幸せだ」と思える人だけが、幸せに人生を送れるんです
自分を幸せにできる人は、人も幸せにできる
言葉は薬にもなれば、凶器にもなる
言葉はかけ算に似ている。かけ算ではどんな数も最後にマイナスをかけたら、答えはマイナスになる
感情で表情が変わる人より、表情で感情を変える人が賢者
できるだけたくさんの本を読み、美しいものに触れ、思いやりを持って人に接する。当たり前のことを言っていると思うでしょうが、そういうことの 積み重ねが、本当に人を美しくするんです。九十年も世の中を観察してきた僕が言うんだから、間違いない
人は何を語るか、だけではなく。「何を語らないか」でも判断される
腕を上げるには、根をあげないことだ
あきらめないことだ。一度あきらめると習慣になる
「あのとき、ああしていれば」という思いに振り回されることほど、時間とエネルギーを無駄にし、自分を傷つけるものはないと思いますよ
だらだらと人生を送っていると、品性の劣った人間になる
「あきらめない」ことで、とかく人にふりまわされる。「あきらめる」ことで自分らしい、マイペースの生き方が出来るようになる
どういうことばを使うかは、あまり難しく考える必要はない。相手に恥をかかせたり、傷つけたりするようなことを言わなければいいのである
「今はできない」を、「絶対できない」と間違えないように
「できること」が増えるより、「楽しめること」が増えるのが、いい人生
他人に花をもたせよう。自分に花の香りが残る
大丈夫。世の中の人はみんな、自分のことで精一杯。あなたのことなんて、気にしているほど暇ではない
人の顔を美しくする最高の美容術は、笑いである
自分らしく生きられる場を探すのではなく、今、自分がいる場所で夢中になって生きてみましょう。そんな日々の積み重ねが、その人らしさを作っていくんだと思います
人生に失敗がないと、人生を失敗する