漫才師の名言集
「フリ屋」が心がけることは、できるだけ曖昧な言葉を使って、「コナシ屋」をうろつかせること
萩本欽一
フリは静かに、真っ直ぐに
コントは、抽象的な思考や理詰めで考えるよりも、動きから入って行くのがいい
コメディアンのアドリブというのは、如何に、演技を遠回りさせるかということ
人を笑わすというのは、まず、人を愉快にさせる、いい気分にさせること
笑いの生じる理由。意外性、誇張、飛躍、逆転の発想
「コナシ」を始めたら、「フリ屋」が止めない限り、自分から止めてはいけない
他のコメディアンの邪魔をしない
必然性がないと笑えない
台詞よりも、まず、動きを先行させる
舞台を袖から見て覚える
自分の欠点を突かれてニコニコしていられるってのはいいボケができるってこと
笑いで一番最初に覚えるのは"逆"ってこと
「曖昧で、切れがよくて、できるだけ短いセンテンス」の言葉を、選んで使う
音から入れば、間がいい
ちょっとでもあざとさが見えるとダメ
絶対聞き返すな
コメディアンの才能がないってわかってたけど、ぼくが子どもの頃、借金取りに土下座して、泣いていた母親のことを思うと、途中でやめるわけにはいかなかった。お金持ちになって、家を建ててやりたいと思ったからね
自分のためだけじゃなくて、誰かのためにやっていると、途中で投げ出さないよね。自分のためだけだと、つらくなると、やめてしまうでしょ。でも、たとえば命の恩人やお世話になった人にお返しをしたいと思ったら、途中で投げ出せないよ
振り返ってみると、ぼくの人生って、自分の思いもよらないところに広がっていってるんだよねころを探したほうがいいね
天才と呼ばれていた人よりも才能がないと言われていた人のほうが成功している。だから、「才能がない」と言われてむしろうれしかった。「これで成功するための条件をひとつクリアしたぞ」ってね
僕、浅草で修行を始めたころ、「オマエは才能がない」と言われ続けていたの。でも、ぜんぜんめげなかったね。だって、チャップリンもエノケン(榎本健一)も、若いころは「才能がない」と言われていたらしいから
人は誰しも同じ分だけ「運」を持ってるの。不運だけとか幸運だけの人生なんてあり得ない。不運の後には、必ず幸運がやってくる。だから嫌なことやつらいことがあったら、「ラッキー」って思わなきゃ。次は必ず運がまわってくるんだから
3年じゃ、所詮は人と同じ程度のものしか身につかない。本気で何かを成し遂げようと思ったら、5年は辛抱しなきゃ
僕が周りから「才能がない」と言われながらもコメディアンになるのを諦めなかったのは、自分に悪いと思ったから
「なりたい」じゃなくて「なる」という前提で人生を過ごしなさい
運は正面から来ない。必ず後ろから来る
家庭のなかでも、温度のある言葉のやり取りをしてほしい
ウソがバレるほど、でかいウソをつけ
人生も勝負事も一人勝ちって無いもんなのよ
「つらいなぁ」というのは大きな運をつかむ予兆だと思う。そこを逃げずに踏ん張ることが大事なんだ
20代の現実は厳しい。夢が遠くに見えて、だから、段々とつらくなる
動作や台詞の止めの部分が、流れないように、ビシッときめる
人生は運動会でしょ。一番になる人は、一番辛い思いをした人なの。チャップリンさんの人生は、悲惨。僕のは、ただの苦労なの。その分だけ、追いつけないの
夢は、目標の先にある