近代日本が勘違いした、この「根拠のない余裕」を演じる行為が諸悪の根源である。特に若者の可能性の芽を摘む犯罪である
紀里谷和明
釣りをしているときは外からは静かに見えるけど、実は妄想のまっただ中にある。このとき考えていることといえば、原稿料のこと、 〆切日のこと、編集者のあの顔この顔、それからもっと淫猥、下劣、非道、残忍。もうホントに地獄の釜みたいに頭の中煮えたぎってる。それが釣れたとなったら一瞬に消えて、清々しい虚無がたちこめる
開高健
事を成す人間は全員その「根拠なき自信」を持っている。「根拠なき余裕」を装うバカども、つまり「根拠なき自信」を笑う者たちに耳を傾ける必要はない
「戦争」最近では「紛争」と人々は軽々しく言うが、その正体は強姦した後の妊婦の腹をナタで裂き、胎児を引きづりだし道端に捨てるという(実際に起こった)行為が象徴するよう に栄光や正当性のかけらもないもの。その光景はメディアでは流れないが、自分の母、姉妹、友人に置き換えて想像されるべき
全ての悩みは対人関係の課題である。仙人のような世捨て人でさえも、実は他人の目を気にしているのだ
アドラー
世界各国で民主主義や人権が損なわれ、格差社会を生んでいます。恐らく「戦いに勝つことは善である」とする考え、また新自由主義による自己利益の最大化を是認する倫理の問題でしょう
野依良治
人の一生というのは、たかが五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志に向かって事が進歩するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえ、その目的が成就できなくてもその目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だから、これを計算に入れてはいけない『竜馬がゆく』、坂本龍馬のセリフ(作:司馬遼太郎)
坂本龍馬
人種差別は魂の病だ。どんな伝染病よりも多くの人を殺す。悲劇はその治療法が手の届くところにあるのに、まだつかみとれないことだ
ネルソン・マンデラ
私は、どこまでも楽観主義者である。正義が栄えるという証拠を示しうるというのではなく、究極において正義が栄えるに違いないという断固たる信念を抱いているからである
ガンジー
孤独好きな性格を守るのに、誰にも迷惑をかけてないはずだという論理は逃げである。孤独は闘い取るものだ。闘い取られていない孤独は、いつか人の心を蝕む
村上春樹
常識的でない発想をすれば、常識的な人から反発を喰らうのは当然。創造性とは非常識から始まる
神田昌典
成功は次の成功への呼び水とせよ。失敗は次の成功への足がかりとせよ。この二つの相反する格言は、アフターケアの大切さを指摘している点で、共通の真理なのである
土光敏夫
人を笑わせる行為って、最も客観性が必要なことよね。しかもそれってとても自虐的要素の強い作業で、己が人様からどんなふうに見られているのか、何を求められているのかを冷静に判断できなければ、そこに笑いは生まれない。客観性って、いかに自分を曝け出せるのか、嘘を付けずにいられるのかなんだろうね
マツコ・デラックス
落語は人間の小ささを大切にする。始末の悪さ、愚かさをそのまま語る。こういう人間の業(ごう)を肯定してしまうところに、落語の物凄さがある
立川談志
教えるの語源は「愛しむ」。誰にも得手不手がある、絶対に人を見捨てるようなことをしてはいけない
吉田松陰
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