事業成功の神髄とは、と問われたならば、何事も軽率に着手しないことと答えます。 着手するまでに十分考え、いわゆるバカの念押しをやってみることが大切です。そのかわり着手したら猛然として進むことは当然です
小林一三
美の基本はやはり丁寧でなければなりません。私は、力技で他人と対さないということが、日本人ならではのやわらかさだと思います。他人への気遣いであり、優しさであり、また所作が丁寧であることもやわらかさに繋がるのだと思います
坂東玉三郎
何もなしに「自主的に判断しろ」と言ってもできるはずがありません。チームの戦術や決め事などの判断材料を練習やミーティングで徹底してから、自分で判断することを求めなければいけません。それは一朝一夕にできることではありません。指導者は一喜一憂しないで我慢強くメンバーを見守らなければいけません
佐々木則夫
週次決算では、いくら儲かったかが問題ではありません。業績好調な中でも、機会損失などの失敗はあるはずなので、それを金額と状況に直して1年後のレポートをつくるのです。このようにして、私たちは毎週、1年で52週間成長していきます。そうしないと、必ず悪い状況に陥ってしまいます
似鳥昭雄
人間は得てして、めぐまれた環境にあっても、与えられた仕事をつまらないと思い、不平不満を口にします。しかし、それで運命が好転するわけではありません。与えられた仕事を天職と思い、その仕事を好きになるよう努力し、さらに打ち込むのです
稲盛和夫
自然は、まったく単純で質素です。そして愛に満ちています。人間も、極意に到達すると自然に近づくようです。おもしろいことです
船井幸雄
「束縛や干渉をしない」ことも、人づくりには大切なことです。強制されてする仕事を人は決して熱心にやろうとしないし、また失敗も多くなりがちだからです。能力もなかなか伸ばせません
人間というのは、人に好かれたら成功するのです。すべての人とは言いませんが、ほとんどの人に好かれる生き方をするべきです。では、どんな人が好かれるかと言いますと、謙虚な人が好かれます。それから、他人をほめ、認める人が好かれます。そして信用できる人が好かれます
自分の力を信じていますか? 自分を信じていれば、まだまだいけるはずです。自分を信じられないとき、悩みや迷いは生じます。迷いや悩みにも意味はありますが、時間も消費します。そんなときは、自分の直感を信じましょう
事業には信用が第一である。世間の信用を得るには世間を信用することだ。個人も同じである。自分が相手を疑いながら、自分を信用せよとは虫のいい話だ。
渋沢栄一
人間の生き方っていうのは2つ。目標を決めてそれに到達すべく努力するという考え方。一方で、目標を定めないで、目の前のことをコツコツやる。それによって開ける未来もある
鈴木敏夫
人は二人以上いれば、その半数は敵になってしまうと私は思います。結果が必ず求められる昨今ですが、まずは本当にやりたことに向かってどんな状況でも諦めずに進むことが大切なんです。結果は後から付いてきますから
貴乃花
たとえすぐには結果につながらなくても、長期的に見たら必ず必要なことなんだと。そう考えれば、やる気は出てくるはずです
棚橋弘至
頑張れば必ず夢が叶うってわけじゃない。大事なのは、結果が出なくても人のせいにしないことじゃないかな。悪いときは、つい誰かのせいにするけど違うんです。自分自身に原因があるんです。僕はずっとそう思い続けてきました
三浦知良
(建築は)「自分はこれがしたいんだ」と思う人間の数だけ、個別の解があるのです。答えがないのは人生も同じでしょう。判断力、決断力、実行力といった持てるすべての「力」を発揮して、自分の責任で精いっぱい 考えて、道を探していくしかない。人間の個性とは、そんな厳しく不安な状況の中でこそ現れてくるものです
安藤忠雄
普通の経営者は社員が共有すべき価値観を何度も話すことはしません。ほかにやることがいくらでもありますし、同じ内容の話を何度もしていたら自分自身が飽きてしまいますから。しかしジャック・ウェルチは、価値観を組織の隅々まで正確に伝えるためには自ら時間を割いて伝えることが最重要だと考えていました。そして、その価値観の共有がGEの強さになったのです
藤森義明
「わかる」ということは身にしみることです。自分 で体験して、これが原理原則なんだなと実感しない限り、その後の行動指針にはなりません。本で読んだり、他人に聞いても、本当の意味はわかるものじゃない。僕は「知った」ではなく「わかって」よかったと思っています
柳井正
商売とは成功したと思った時点で、ダメになります。成功はマンネリ、保守化、形式化、慢心を生むからです。だから企業の存続発展のためには、小さい失敗をどんどんすべきだと思います。致命的な失敗をする前に、ちいさい失敗を何回もして、それを財産にとらえて次に生かすのです。失敗して、転んで、起き上がる。その繰り返しの中で学んでいかなければいけない。最悪なのは失敗を恐れて立ち止まったり、ためらって何もしないことです
人生を振り返ると、90%は先人たちの言っていることのほうが正しい。だから、制限を外して考えることの難しさはよくわかります。でもそれを乗り越えなければ、新しいものが生まれないのも確か。そう考えると、発想法の前に、まずはセオリーからはみ出す「勇気」を持つことが必要なんだと思いますね
秋元康
私には、私なりに指導者たるものかくあるべし、という持論があります。何かというと、「人に教えるということは、同じ人に、同じことを四〇〇回いえるかどうかにかかっている」という考え方です。四〇〇回でもダメなら、九〇〇回いうのです。まだ、できないなら、一五〇〇回いいます
斎藤一人
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