学問は必ずしも他人を満足させる為にするものでもない。その結論が当面は世間の害になることすらあろう
養老孟司
いかなる種類や程度のものであっても、困難は君達 に何かを与える。君達は、言うなれば、困難さを捜しているのである。困難さが与えてくれるものには、価値があることを知っているからである
リチャード・バック
もらった者は喜ぶであろうが、もらわぬ者は恨むであろう。誰にやって誰にやらない、でよいというわけのものではない
黒田官兵衛
もし成功しなければ、成功するところまで働き続けて、決して間断があってはいけない。世の中の人は、たいてい事業の成功するまでに、はや根気が尽きて疲れてしまうから大事ができないのだ
勝海舟
経営における判断は、世間でいう筋の通ったもの、つまり「原理原則」に基づいたものでなければならない。我々が一般に持っている倫理観、モラルに反するようなものでは、うまくいくはずがない
稲盛和夫
職業というものは要するに、人のためにするものだということに、どうしても根本義を置かなければなりません。人のためにする結果が己のためになるのだから、元はどうしても他人本位である。すでに他人本位であるからには種類の選択分量の多少すべて他を目安にして働かなければならない
夏目漱石
自分の仕事の結果を最大限に利用して、全体の人びとの幸福を忘れずに自分自身の利益をも保持すると言うような実際的な人間が、人類にとって必要なのはいうまでもない。しかし、また利害を超越して、ひとつの計画を展開することは、きわめて魅力的であるために、自分の物質的な利益に意をもちいてはいられないような夢想家も、人類にとっては必要である
キュリー夫人
すべて物を励むには競うということが必要であって、競うから励みが生ずるのである。いやしくも正しい道を、あくまで進んで行こうとすれば、絶対に争いを避けることはできぬものである
渋沢栄一
重役は常に、会社の財産は他人の物である。といふことを深く念頭に置かねばならぬ
世人より投機者流と見られ、世間の信用を失うようにならぬとも限らぬ。すなわち一時は利益を得ても、永い年月の中には、大いに損をすることになるべし
一個人がいかに富んでいても社会全体が貧乏であったら、その人の幸福は保証されない。その事業が個人を利するだけでなく、多数社会を利してゆくのでなければ、決して正しい商売とはいえない
経済的の施設は一朝一夕にその効果を望めるものではない。少くとも二年ぐらゐ経たなくては真の効果は挙げ得ないのである
高橋是清
一旦志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ『竜馬がゆく』、坂本龍馬のセリフ(作:司馬遼太郎)
坂本龍馬
自然の法則が一貫しているなら、これほど素晴らしいことはない。そんな中で実験はそのような一貫性を調べる最良の手段だ
マイケルファラデー
かくして、人たるものは、他人の権利の妨げさえしな ければ、自由に行動すべきで、他人の利害に関係せぬ以上は、はたからあれこれ口を出されるいわれはない。好きなところへ行き、いたいと思う場所にとどまり、遊ぼうと働こうと、遊ぼうと寝ていようと、それは本人の勝手なのである。
福沢諭吉
信念、それは人生を動かす羅針盤のごとき尊いものである。従って信念なき人生は、ちょうど長途の航海の出来ないボロ船のようなものである
中村天風
理念がなくても、短期的中期的には大きな利益をあげることができるかもしれない。けれど正しい理念がなければ、長期的な繁栄は絶対に望めないのだ
三木谷浩史
人間がその知恵を働かせるということは、国家や社会のためである。だがそこには人間としての「道」がなければならない
西郷隆盛
大義のために人と絶交することになったとしても、その人の悪口を言うのは忍びないことである。やむを得ず国を去る事になったとしても自分は潔白だったというのは忍びないことである
吉田松陰
学問の上で大いに忌むべきことは、したり止めたりである。したり止めたりであっては、ついに成就することはない
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