理解しがたいものごとに出会ったとしても、それでも理解しようとする姿勢こそが、今この危機の時代に必要とされている
齋藤孝
考えてみると、これまでのところ私が心から執着していたのは、生きるという方角よりも、生きられない、という方角に属することにあったのであり、にもかかわらず、一方で、生きるための努力や手続きを中途半端につけながら来たような不本意さがある
色川武大
心のままにまっすぐ砂漠へ踏み込んでいって、飢えるか狂うか、生きられぬ段階に至るまでの、生きられぬことの葛藤のプロセスこそ、生きるということではあるまいか
他人を論難しようと思ったときには、それこそ一つの大きな私的感情だとみなして克服してこそはじめてよいのだ
王陽明
そうすれば、大きくなって厳しい現実に直面し、人間の弱さに否が応でも触れざるを得なくなった時も、絶望することなく、98パーセントの信頼と、2パーセントの許しの余地を持って、たくましく、優しく生きてゆくことができるでしょうから
渡辺和子
どんな困難があっても、それを乗り越え、成就するまでやり遂げようという強い意志が、体の奥底からわき出てくるような人でなければ、創造的なことをすることはできない
稲盛和夫
誰から見ても、どこから眺めても、立派だと言えるような高邁な志、目的意識がなければ、自分の持てる力のすべてを出し切ることも、周囲の人々から協力を得ることも、成功を続けることもできないのである
物事をあるがままに見て、さらに自己犠牲を払ってでも成し遂げようという心構えができていれば、結局は克服できない問題などないのです
真に称賛できる人物とは、逆境に直面したときに、自分の生き方を貫ける人間なのだ
ベートーベン
現実と乖離し ているからこそ、夢であり、その乖離を埋めるところに生きる喜びが存在する
熊谷正寿
幸福を語ることが、すでに何か不道徳なことであるかのように感じられるほど、今の世の中は幸福に満ちているのではあるまいか
三木清
生きている限り、様々な人々とも思いがけない出逢いが行く手に待ち受けていること
瀬戸内寂聴(人生)
人は罪悪感を持ちながらも、どこかで折り合いをつけながらやっていると思う
重松清
自分の心の中に少しでも消極的なものを感じたならば、断然それを追い出してしまわなければならない
中村天風
愛想良く近づいていけば、誰だって自分に好意的になってくれると思うのは間違った信仰であり、同時に驕り
阿川佐和子
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