正論では革命をおこせない。革命をおこすものは僻論(へきろん)である
西郷隆盛
男児世に処する、ただ誠心誠意をもって現在に応ずるだけのこと。あてにもならない後世の歴史が、狂と言おうが、賊と言おうが、そんな事は構うものか
勝海舟
苦しみが性格を高潔にするというのは嘘だ。幸福は場合によってそうだが、苦しみはたいていは人間を弱くし、執念深くする
サマセット・モーム
警察官は人々のための勇気ある強い保護者なので、威信がなければならない。その威信とは人々がどう感動するかにかかっている
川路利良
部下を叱ればいいというものではないし、褒めればいいというものでもない。経営者の目的は、組織を正常に機能させること。そのためには優しさと厳しさの両面が必要だ
稲盛和夫
人間は行動を約束することはできるが、感情は約束できない。なぜなら、感情は気まぐれだからである
ニーチェ
思想とは元来虚構である。狂気で維持しつづけることによって、世を動かす実体となる
司馬遼太郎
人生の行路は様々で時に善人が悪人に敗けたごとく見えることもあるが、長い間の善悪の差別は確然とつくものである。悪いことの習慣を多く持つものは悪人となり、良いことの習慣を多くつけている人は善人となる
渋沢栄一
取締政治は人間性の明るい方面を見ないで暗い方面のみを見てゆく。それは民衆に対する封建的な考へ方であるが、官僚政治はとかくそのやうな傾向を有するのである
三木清
「知識は力なり」というふるい諺があるが、これはときとして人に知識を独占する気持ちにさせる。知識を独占することで自分が欠かせない存在になると信じるからである。力は知識を隠しておくことからではなく、分かち合うことから生まれる。会社の価値観や報奨のシステムもこの考えを反映すべきである
ビルゲイツ
経済が政治に追従するのでは、大きな飛躍は望めない。政治に並行しながら、これに政策面で優先することが経営者の任務ではないだろうか
石坂泰三
人は神ではない。誤りをするというところに人間味がある
山本五十六
私は売れないものは発明したくない。需要は実用性を立証するものであり、実用性こそ成功である
エジソン
道徳は宗教におき換へられねばならぬ。併し道徳から宗教は出て来ぬ、宗教か らは道徳は出ることが出来る
鈴木大拙
自然科学や科学技術は三人称の死、つまり人間が死ぬということを語ることはできる。ところが二人称の死や一人称の死を語ることはできない
河合隼雄
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