「知識の創造」には、大きく分けると2つの段階があります。第1段階は、「情報の編集」。世の中にあふれかえる玉石混交の情報から、正しい情報と間違った情報を見分け、編集した上で、発信することです。いわば、「キュレーション(目利き)」ですね。そして、第2段階が、「知識の創造」。正しい情報を元に、思索を重ね、イノベーティブなアイデアや知識を創造することです
神田昌典
週次決算では、いくら儲かったかが問題ではありません。業績好調な中でも、機会損失などの失敗はあるはずなので、それを金額と状況に直して1年後のレポートをつくるのです。このようにして、私たちは毎週、1年で52週間成長していきます。そうしないと、必ず悪い状況に陥ってしまいます
似鳥昭雄
売れる商品を企画する社員には共通点があります。彼らは国内外の小売業や飲食業の店を常にウォッチしておき、そこで見つけてきた問題点やヒントを商品開発に生かしています。机上でマーケティング・データをもてあそぶのではなく、現場・現物・現実に接して発送するのです。そのうえで、観察力・分析力・判断力に優れた人が売れる商品をつくっています
うちのモットーは「一に安さ」「二に安さ」「三に安さ」です。お客さんにとって1円でも安くするためには、どんな困難であれ乗り越えてみせるという思いです。あくまでも世のため、人のため。儲けるとか売上とか、店舗数なんてことは考えません。どんな苦労もいとわずにやってきました
なぜ経営に直結しない内容の勉強会に時間を費やすのか、それは経営者の仕事とは、いち早く社会の大きな流れを感知することだと考えているからです。俯瞰ができず、目の前の効率だけにとらわれていると、取り返しのつかない失敗を招くのです。経営に邁進するのは当然です。そのうえで、社会の動きに応じた手を打つ。勉強会で手がかりを探すわけです
新浪剛史
これから、よい世の中を、われわれでつくらねばなりません。そのためには、よいことをやり、悪いことをやめるという決意、いわゆる勇気が絶対に必要になるでしょう。勇気こそ大事です。ぜひ、今日から人間である以上、だれにも勇気ある行動をしてほしいです
船井幸雄
人間は生まれながらに独自固有の長所をもっています。仕事にそれを活かせば、よい仕事ができます。自分も充実感を味わえるし、周りの人間を幸せにできます。その意味で人材作りとは、いかに独自固有の長所を活かした仕事をしてもらうかにかかってきます
思うことは実現することが多いわけですから、常にプラス発想でいるのがいいです。結局、悪いことはなるべく考えなければいいのです。同じ逆境に置かれたときでも、暗くマイナス発想をする人よりも、明るくプラス発想をする人のほうが、早くそこから抜け出していけるものです
一本柔道を海外から求める声も多々耳にします。それは嘉納治五郎先生の提唱された柔道に限りない魅力があるからだと思います。底辺拡大、そして人間教育、この魅力を伝えていくことこそが現在の私の夢であり、次に自分がやらなくてはいけないことだと思っています
谷本歩実
これからの情報というのは、「時間と空間」の二軸で押さえるべき。時間というのはまさに歴史的な情報。今起きていることだけでなく、なぜそうなっているかまで歴史をさかのぼって探っていく姿勢です。そしてもう一つが空間。これは地理的な広さで、日本だけでなく全世界の情報を押さえる
私はリーダーがするべき3大柱は「ビジョン」「コミットメント」「実行」だと考えています。まずは会社がどの方向に向かっていくのかを社員に語り、理解はもちろん、共感してもらう。そこまでいって初めて、社員の心に「自分の力を最大限に発揮して、目標を達成しよう」というコミットメントが芽生えます。そして、実際に実行してもらう。ここまで持っていくのがリーダーの役目だと思っています
藤森義明
いまの問題点をわかりやすくビジュアル化して、社員の頭の中に焼きこむことは、経営者の重要な仕事だと思います。私の経営哲学は和です。なんて言ってもわかりません。社長としてのこの三年間、難しいことをいかに簡単に説明するかということを心掛けてきました
出井伸之
ユーザーが欲しがるソリューションを提供することがプロダクトなのです。そのモノを使うときの利便性や喜びが先にあり、その実現に向けて技術を広げていく、あるいは不足する技術を獲得するのです。素晴らしい製品をつくるのが目的ではなく、素晴らしい経験の入り口を提供するのが目的なの です
商売とは成功したと思った時点で、ダメになります。成功はマンネリ、保守化、形式化、慢心を生むからです。だから企業の存続発展のためには、小さい失敗をどんどんすべきだと思います。致命的な失敗をする前に、ちいさい失敗を何回もして、それを財産にとらえて次に生かすのです。失敗して、転んで、起き上がる。その繰り返しの中で学んでいかなければいけない。最悪なのは失敗を恐れて立ち止まったり、ためらって何もしないことです
柳井正
ぼくはね、広告というのは、社会に向かって、〝僕たちはこういうことを考えているん ですよ〟とわれわれの考え方を、社会に訴えてゆく。また、社会が何を求めているか、それを探し、それに応えてゆく。そんなものだと思うんですよ。ぼくはね、PRとは、社会への語り掛けだと思うんです。〝われわれは、こんなふうに、社会に貢献したいと思っているのです〟そういうふうにね
佐治敬三
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