この世は変化するものだと思っていれば、どんな事態に直面しても度胸が据わります。孤独の問題も同じです。お釈迦様は人間は一人で生まれてきて、一人で死んでいくとおっしゃいました。最初から人間は孤独だと思っていれば、たとえひとちぼっちになったとしても、うろたえることはありません
瀬戸内寂聴
一人の女がこ れだけ心の底から尊敬し、慕い、全存在を賭けているということは、男を力づけないはずはない。私は秘書として有能でもなく、芸術家でもなく、いい女でもなかったが、あらゆる瞬間に自分のありったけのものを注いだということは胸を張って言える。出し惜しみはしなかった
岡本敏子
お岩という人は、初めて舞台に出てきた時は若くて美しい女だけれど、すでに生活に むしばまれている。原作、初演の台本では夜鷹のなりで出るんですね。でも、なぜ夜鷹なのかと考えると頭がぐらつくんですね(笑)。ですから、ぼくは夜 鷹の糸立(粗末な筵のこと)を持たずに出ました。ひとことふたこと説明したところで お岩が夜鷹であったと、見ている方にはわからないでしょうから。もしそうするならば、それなりの台本を作らなければなりませんし
坂東玉三郎
私が幼かった頃、誰も一度も私に可愛いねって言ってくれなかった。子供の女の子にはみんなに可愛いねって言ってあげるべきなの。たとえそうじゃなくても
マリリンモンロー
頭を悪くしてはいけません。根気ずくでおいでなさい。世の中は根気の前に頭を下げる事を知っていますか。花火の前には一瞬の記憶しか与えてくれません。うんうん死ぬまで押すのです。それだけです
夏目漱石
他者をできるだけ肯定しましょう。たとえば害を与えにくるものも肯定しましょう。なぜなら、この世で起こることはすべて必然でこの世に存在するものはすべて必要だからです。ただ、害を与えられてはたまらないから他者が害を与えにこないようになりましょう。それには力をつけることです
船井幸雄
自分と違う考えや生きざまの人たちを、批判したり否定したりする人が多いようです。しかし、それでは世の中はうまく治まりませんし、上手に社会生活は営めません。争いになり非効率になります。今日からは、まず相手の立場に立って相手を認め、それからよい方法を考えようではありませんか
私たちは人生の中で経験したことを、何もかも覚えていられるわけではない。むしろほとんど忘れてしまっていいのである。そうでなければ、後悔や迷いが頭から離れることがないだろう。ある出来事があって、そこから何かを学んだなら、起きたことは忘れてしまおう
ガンジー
お釈迦様は「この世は苦だ」とおっしゃいました。お釈迦様は国が戦争するのも、自分の国が滅ぼされるのも見ました。人間の嫌なところを見て、自分が可愛がっていた弟子がどんどん死んで孤独を味わいました。それでも、最後の遊行の旅に出られたとき「この世は美しい。人の命は甘美なるものだ」とおっしゃいました。この世に対する全肯定、人に対する全肯定です。お釈迦様がこうおっしゃったのだから、この世は美しく、人の命は甘美なのだと私は信じます。私たちはもっともっと楽観的に生きていい。私はそう思っています
別れの辛さに馴れることは決してありません。幾度繰り返しても、別れは辛く苦しいものです。それでも、私たちは死ぬまで人を愛さずにはいられません。それが人間なのです
(主人は)なかなか出会える人ではありません。向こうも、これだけ、へこたれない女はいないっあ。お互いに中毒なんです
樹木希林
一番素晴らしい人間というものは、父のような冷静さと母のような愛を持たなければならぬ。このふたつが混然として集まってできたものが完全な子供だと思う。キリスト主義だけでもいかん、科学だけでもいかん、愛情だけでも駄目だ。このふたつを持つ人間に私はなりたい
小川栄一
困難だからやるのだ。誰もやらないし、やれないから俺がやるのだ。そんな俺は阿呆かも知れないが、その阿呆がいなければ、世の中には新しいものは生まれないのだ。そこに人生の面白みがあり、また俺の人生の生き甲斐が、そこにあるのだ。出来なくて倒れたら、自分の力が足りないのだから潔く腹を切るのだ
豊田喜一郎
幸せは、相対的ではなく絶対的なものなので、収入や職業では決まりません。自分より下を見て幸せを感じられるかもしれませんが、上を見ても幸せは感じられないです。だから、上を見て比較してしまう性格や考え方は、人生にとって害悪でしかありません。上を見るクセのある人はやめたほうがいい
ひろゆき
ほら、男の楽しみは「飲む、打つ、買う」というでしょう。私は酒は飲まないけれど、仕事がギャンブルだと思っています。だから面白い
中村修二
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