懲りるのは良いことだ。人は懲りると用心深くなる。用心深くなると怪我をしなくなる。良い樵というのは体にひとつだけ傷を持っているもんさ。それ以上でもなく、それ以下でもない。ひとつだけさ
村上春樹
死んだ経験は、まだ、ない。怪我もしたし、病気にもなった。正直、痛いのは嫌いである。だが、死とはその数千倍も痛いのであろう。だから死ぬのは怖い。私は臆病なのである
宮嶋茂樹
他の皆は、ずうっと先を歩いているんだ。自分だけ失敗して、何の実りもなしにうろうろしている。この先逆転のチャンスもない。そういう答えに直面しながら、この先長いこと耐えて健康に長生きしろって、そんなことは強制できない
色川武大
大きな人物というものは、そんなに早く現れるものではないよ。通例は百年の後だ。いま一層大きい人物になると、200年か300年の後だ。それも現れると言ったところで、いまのように自叙伝の力や、なにかによって現れるのではない。二・三百年も経つと、ちょうどそのくらい大きな人物が再び出るのだ
勝海舟
男である以上、猛進が必要である。無謀なる猛進は不可だが、必要な猛進はやらなければならない。なぜならば、人は神ではないのだから、烈々たる強気観でいけば自ずから通ずるものだ
野村徳七
有望な仕事があるが資本がなくて困るという人がいる。だがこれは愚痴でしかない。その仕事が真に有望で、かつその人が真に信用ある人なら資本ができぬはずがない。愚痴をこぼすような人は、よしんば資本があっても大いに為す人物ではない
渋沢栄一
何事も失敗する確率の方が高いんだから。それでも、いいことが起きたときの喜びは、苦しいときの悲しみに勝るもの。総じて人生は成功も失敗も五分なんだ。そこで、あきらめる人とあきらめない人の差が出る。僕はあきらめないよ。またゴールを取って勝ちたいね
三浦知良
親切さと心とはまた別のものだ。親切さというのは独立した機能だ。もっと正確に言えば表層的な習慣であって、心とは違う。心というのはもっと深く、もっと強いものだ。そしてもっと矛盾したものだ
どれだけ力をこめて弓を引き絞り、矢を射っても、的がなければ面白いことなんて、何もあるはずがない。それは、誰でもそうなのだ。仕事がつまらないと思うなら、そこに的を置こう。そして、その的に向けて、矢を射ることだ。命中すれば嬉しいし、外れれば悔しい。なんとか真ん中に当てたくなる。当てるための工夫なり、努力をするようになる。どんな人であろうと、絶対にそうなる。それが仕事のやり甲斐というものの正体であり、仕事のプロフェッショナルになる道なのだ
三木谷浩史
人に嫌われるよ。しょうがない。僕も、みんなも嫌われている。数人に嫌われても、数十億人に嫌われていない。だから、その数人のためにエナジー費やすな
厚切りジェイソン
あまりにエレガントなプレーヤーは難しいかもしれない...美のために死を選ぶという選択はあるが、死んだ者はサッカーができない
オシム
ありがとう。たった五文字で繋がる道がある。ごめんなさい。たった六文字が言えずに切れる道もある。気持ちは言葉にしないと伝わらない
ノンスタ(井上裕介)
情報には鮮度がある。すべての人が良いという意見は信用できない。情報は自分の目と耳で集めろ。机の上でいくら思案しても、優れた発想は生まれない
安藤百福
不可能とは自らの力で世界を切り開くことを放棄した、臆病者の言葉だ。不可能とは現状に甘んじるための言い訳にすぎない。不可能とは事実ですらなく、単なる先入観だ。不可能とは、誰かに決めつけられることではない。不可能とは、可能性だ。不可能とは、通過点だ。不可能なんて、ありえない
モハメドアリ
病気になる人の特徴は愚にもつかねえことにくよくよ、くよくよするの。それか、愚にもつかねえことに怒り出すの。それ、やめなって
斎藤一人
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