ダライラマ14世の名言集
必要な時に行動しないのも、一つの悪い行動
ダライラマ14世
不幸のほとんどは、自らが作り出したもの
死はある状態から別の状態への移行に過ぎません
地球は全ての人間の母であり、人間が地球に害を与えれば、必ず人間に跳ね返ってきます
菩薩心とは、他の生き物の為に尽くしたいという利他行への熱望と、悟りを得たいという熱望を指す
不運を全てカルマのせいにするのは、自分が人生に対して全くの無力だと言ってるようなもの
全ての人間に満足を与えられるような宗教などは、明らかに存在しない
全ての生き物たちを、それぞれの涅槃の境地に導いていくためには、自分が完全なる無上の悟りの境地を得なければ、目的を達成する方法はない
信心というものは、自分で論理的に調べた後で、確信を得てから信じるべきもの
あらゆる真理が相対的なのです
習慣は一夜にして変えられるものではない
強い煩悩によって心が完全に支配されている時には破壊的なことさえやってしまうこともある
他者に対する無関心ない態度やモノの考え方が広まってくると、愛や慈悲、他の人々に対する思いやりといったものは失われていく
利他を成したいという熱望は、限りない虚空に広がる無数の生きとし生けるものたちを、本当に愛しい身近な存在であると感じることによって生じてきます
人間が死を恐れるのは、死はいつ何時、私たちを襲うかもしれず、いつ起こるか分からないからです
どの宗教でも聖典を唱えて解説するだけで心の問題が解決するという態度がよく見られます
人間は世界を支配する力を持っていると信じて、自惚れている
今日も生きることができ、私は恵まれている
「私が」「私が」と自分のことばかりを主張して、自分だけを大切にしていると、人にも好かれず、自分の健 康を害することになる
悪い感情も人間の心理の一部
物質的に豊かな国では、驚くほど多くの人が、とても大きな不安と不満を持ち、苛立ち、絶望に苛まれています
私たちが執着や怒りの心を起こす対象物は、私たちの心には、あたかも実体のある存在のように現れてくる
人は怒ると思いやりも、愛情も、寛大さも、寛容さも、忍耐強さも持てなくなります
徳の基盤は道徳的な訓練
知恵や心の強さを獲得できる最大の機会は、おおむね最大の苦境にある時だ
忘れてはならないのは宗教の究極的な目的です。それは人々に愛や思いやり、忍耐、寛容さ、謙虚さなどを培う手伝いをすること
後悔しないで最後の日を迎えたいと思うなら、今この瞬間を他人を思いやることに使うべき
仏教とは煩悩を本当の敵と見なして、煩悩を受け入れない態度を取り、煩悩を滅する為の対策を講じるという実践をする宗教
苦しみの多くは考え過ぎることが原因
究極的な本質を言い表せる特徴など、物事には一つもない
自分を変えるのは、一生をかけての大変な仕事
幸せな母親は幸せな子どもを産む
私にとって良いことは他の人間にとっても良いはず
最高の人間関係とは、お互いを必要とする気持ちよりも、お互いを愛する気持ちのほうが大きいものである
他人への配慮の大切さを最終的に実感できるのは、言葉ではなく行動
メディアが人間の性質の悪い面ばかりを取り上げることに危険がある
良い死を迎えたいならば、よく生きる術を学ばなくてはなりません
攻撃性は人間の奥底に潜んでいます
本当の意味での規律は外から押し付けられるものではなく、自分の内面から発するもの
仏教では転生は現実だと考えます。それは事実なのです。輪廻と呼ばれる転生のサイクルが、まずあり、その中で時折、化身という現象が生じる
モノを考えるという知性と能力を持っていることが、心の中により多くの苦しみを生む原因にもなっている
全ての必要な条件が整っている素晴らしい環境に恵まれていても、その人の心の持ち方によっては少しも幸せではないということもある
鋭い洞察力を得る為には、まず心を静かに留める「止」の力を得なければならない
禅定の力を得る為には、戒律を守って悪い行いを慎むことが必要
人間は一致団結して、新たな精神性を見つける必要がある
心の中に良き変化をもたらす為には、自分が心から望んで喜びを持って変えようとするのでなければなりません
煩悩が私たちに及ぼしてくる様々な悪影響を考えてみると、煩悩は自分自身を惨めな状態に貶めるものであり、一時的にも不愉快な気持ちになり、最終的にも全ての素晴らしきものを失う元凶となる
慰めや安心を得ることで恐怖は随分和らぎます
私たちの心の本質は、今は一時的に煩悩によって汚れているわけですが、いつの日かその汚れを滅することができたなら、その時の汚れのない心の本質こそ、苦の止滅であり、解脱
忘れることのできない強烈な経験も、あとになって考えてみると、大したことではなかったと思えることがある
幸せは内面の成長から生じる
感情と意識 は別
思いやりを育て、その先の幸せにつなげる為には、二つのことを同時にしなければなりません。
一つは思いやりを妨げる要因を抑えること、もう一つは思いやりを起こさせる要因を大事にすること
平和、正義、自由への人間の愛は、必ず最後には残虐行為や抑圧に勝ちます
自分の利益よりも他人の利益を考えて心を決めれば、良い行動ができる
人間は自分の中に菩薩を生み出すべき
人間一人一人の中に、時間の始まりから仏陀の境地に到達するまで、この繊細な心は存在し続けます
怒りや恨みや悪意など、誤った思考や感情をそのままにしておきながら幸せを求められるはずがありません