政治家の名言集
万民の上に位する者、己れを慎み、品行を正しくし、驕奢(きょうしゃ)を戒(いまし)め、節倹を勉め、職事に勤労して人民の標準となり、下民その勤労を気の毒に思ふ様ならでは、政令は行はれ難し
西郷隆盛
正論では革命をおこせない。革命をおこすものは僻論(へきろん)である
事に当たり、思慮の乏しきを憂うることなかれ
天の道を行う者は、天下こぞってそしっても屈しない。その名を天下こぞって褒めても驕(おご)らない
思い切ってやりなさい。責任は私がとる
功立ち名顕るるにしたがい、いつしか自らを愛する心起こり、恐懼戒慎の意、緩み、驕矜の気、しばらく長じ、その成し得たる事業をたのみ、いやしくも我が事をし遂げんとまずき仕事に陥り、終に敗るるものにて、みな自ら招くなり。ゆえに己に勝ちて、見ず聞かざるところに戒慎するものなり
道は天地自然の未知なる故、講学の道は敬天愛人を目的とし、身を修する克己をもって終始せよ。己に勝つ極功は「意なし、必なし、固なし、我なし」と云えり
およそ思慮は平生、黙座静思の際においてすべし
功のあった人には禄を与えて、能力のある人には位を与えよ
心慮りて白と思えば決然として行う。しばらくも猶予すべからず。心慮りて黒と思えば断然これを行わないことである
道は決して多端なものでない。誠に簡単なものである。ただ白と黒の区別があるだけである
過去の過ちを悔しく思い、あれこれと取り繕おうと心配するのは、たとえば茶碗を割ってそのかけらを集めてみるのと同様何の役にも立たぬことである
過ちを改めるにあたっては、自分から誤ったとさえ思いついたら、それで良い。そのことをさっぱり思いすてて、すぐ一歩前進することだ
命も要らず名も要らず、官位も金も要らぬ人は始末に困るものなり
事大小となく、正道を踏み至誠を推し、一事の詐謀を用うべからず
大事に望みては、機会は是非、引き起こさざるべからず
世上の毀誉軽きこと塵に似たり
天は人も我も同一に愛し給ふゆえ 我を愛する心をもって人を愛するなり
幾度か辛酸を経て、志、初めて堅し。丈夫は、玉砕に及んで、瓦全を愧じる
西 郷隆盛
我が家の遺法、人知るや否や、児孫のために美田を買はず
小人は、己を利することを欲し、君子は、民を利することを欲する