食物は不幸な人がつくると、どこかに激越な、投げやりなものがあらわれて、細やかな味わいにならない
田辺聖子
比較的健康な時代は、物の値打ちと人の概念が、わりにひっついているものだ
色川武大
あれのこれのと心配ばかりしていては、自然と気が餓え神（心）が疲れて、とても電光石火に起こりきたる事物の応接はできない
勝海舟
民は努力する人間が栄えるべきで、同じ人間がいつまでも賤しい地位にあるのは良くない
墨子
神性に近づき、その輝きを人類の上に撒き散らすことほど美しいことはない
ベートーベン
仕事は生ぬるいものではなく、きつい仕事を与えるようにすると人は成長していくものだ
伊藤雅俊
完成した建築物に幸福感があるのではなく、苦しみながらも工夫しているときにこそ喜びがある
安藤忠雄
人間の力でどうにもしようがない運命というものはそう沢山あるものではない
中村天風
人が人の世のためを、本位として生きる時、その心の中に、卑しい不平不満の火は燃えない
喜びのないところには、本当の生きがいのある人生というものがない
生命のエネルギーが自然に白熱化し、燃え上がり、その頂点でさっと燃え尽きていくような、そういう死にざまが私の理想です
瀬戸内寂聴
豊かな時代に生きていると、どうしても死というものを忌み嫌うみたいなものがある
樹木希林
いくら性能がすぐれた製品であっても、お客様に買ってもらえなくては会社に何の価値ももたらさない
盛田昭夫
繁栄の毒素にやられ、子どものいのちが衰弱している教育においては、ものの貧しさよりもものの豊かさの方が、おそろしい
東井義雄
楽をして生きていても人生は空しい
加藤諦三
幸運な人生の人には敗者、弱者の心情はわからない
立川談志
個人の意思を通そうとすると孤独になりますから、自我が確立していない人、つまりそれに耐えられない人は、しがらみの中で融合して暮らすより仕方ない
河合隼雄
神は人間に耐えきれない苦しみを与えはしないと言うから、九分九厘まで耐えれば、あとの一厘で希望や夢は達成されるように人生は出来ているかもしれない
鈴木健二
男がありとあらゆる理屈を並べても、女の一滴の涙にはかなわない
ヴォルテール
音楽もそうだが活字から引き起こされるイメージは、深くてゆたかで、容易に消えない
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