わが家族が為すこともなく生活していられるのは、これを誰の恩と思うか。みな人民の課税から出た資のおかげである。これを思うからこそ、外出して人の顔を見るたびに自分は心苦しく思っている
西郷隆盛
人間は得てして、めぐまれた環境にあっても、与えられた仕事をつまらないと思い、不平不満を口にします。しかし、それで運命が好転するわけではありません。与えられた仕事を天職と思い、その仕事を好きになるよう努力し、さらに打ち込むのです
稲盛和夫
自分のしたいことより、嫌なことを先にせよ。この心構えさえあれば、道の途中で挫折したり、身を滅ぼしたりするようなことはないはずだ
武田信玄
妻が陽気でなければ、夫は十分な働きはできませぬ。夫に小言をいうときでも、陰気な口からいえば、夫はもう心が萎え、男としての気追い込みを失います
司馬遼太郎
成功は多くの人を敵に回すわ。そうじゃなければいいのにって思うわ。周囲の人々の目に嫉妬もなく、成功を楽しむことができたらすばらしいのに
マリリンモンロー
死ぬまで進歩するつもりでやればいいではないか。作に対したら一生懸命に自分のあらんかぎりの力をつくしてやればいいではないか。後悔は結構だが、これは自己の芸術的良心に対しての話で、世間の批評家やなにかに対して後悔する必要はあるまい
夏目漱石
人間は、無一物でこの世に生を享ける。その後、どんな波瀾や苦難に直面しようとも、所詮自分の始末は自分一個の腕でつけるものだ。その時々で骨惜しみせず、おのれの信ずるままに精一杯生きて、なにも残さず、裸で堂々と死んでいけばそれでいい
高橋是清
いかなる場合でも何か食うだけの仕事はかならず授かるものである。その授かった仕事が何であろうと常にそれに満足して一生懸命にやるなら衣食は足りるのだ。ところが多くの人はこんな仕事ではだめだとかあんな仕事がほしいとかいっているからいよいよ困るような破目に落ちてゆくのである
人の一生というのは、たかが五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志に向かって事が進歩するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえ、その目的が成就できなくてもその目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だから、これを計算に入れてはいけない『竜馬がゆく』、坂本龍馬のセリフ(作:司馬遼太郎)
坂本龍馬
私たちは人生の中で経験したことを、何もかも覚えていられるわけではない。むしろほとんど忘れてしまっていいのである。そうでなければ、後悔や迷いが頭から離れることがないだろう。ある出来事があって、そこから何かを学んだなら、起きたことは忘れてしまおう
ガンジー
本当の寂しさというのは、頭の中から自分のイメージが消え去っていくこと。そのときには、当然人のイメージも消え去っている。そうして、頭の中をのぞく自分以外がこの世から無くなってしまうとき、本当の寂しさが襲ってくるんだと思う
石黒浩
私の発明は、すべての人にとって役に立つ物でありたい。そして、世界の平和に貢献するような物でありたい。もし私の発明で一人でも人が死んだとしたら、私には人生を生きる意味も資格もない
エジソン
命さえあれば、何でも出来るという人がいる。確かに、それはそうかもしれない。でも、生きる理由がないのに生きていくことは、なかなか大変なことだ。それだけ生き甲斐って物は大切なんだと思う
ノンスタ(井上裕介)
私は幸福な人間である。今にしてそう思うのではなく、いつでもそう信じて生きてきた
浅田次郎
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