高く堅固な壁と卵があって、卵は壁にぶつかり割れる。そんな時に私は常に卵の側に立つ
村上春樹
私は小さいときから他人と歩調を合わせることが下手で、ずっとはずれ者であった。はずれ者というやつは、劣等感に苛まれると同時に、動物の本能で、なんとか楽しく生きていくために、劣等感を含む自分自身を可愛がるようになる
色川武大
右の眼は冷たくなければならず、左の眼は熱くなければならないのである。いつも心に氷の焔をつけておくことである