トルストイが指摘しているようにね。幸福とは寓話であり、不幸とは物語である
村上春樹
人々に好まれない歌は作られるべきではない。音楽とは人々の人生に歓びを運ぶものなのだから
マイケルジャクソン
君にとって家庭とは何か、と問われたら、自分の根のようなものだ、と、答えるでしょう。自分の根のようなものになっていて、どうやっても根以外のものにはなりえないものだ、というふうに
色川武大
人生を味わうことと、人生を享楽することとは、似て大いに非なるものだ。前者は、努力の果てに、人生の意味を知ることであり、後者は単なる命の消費にすぎない
川上哲治
テーマをたてるということは実に厳しいことなのです。一つのテーマをたてるということは、当然なにかの犠牲を伴うわけだ
伊丹十三
自分の嫌いなものをあれこれ考えるのはとても愉しいことです。美的感覚とは嫌悪の集積である、と誰かがいったっけ
「我」が強いものは、独創的な、いい手を発見することが多い。「我をすてろ」とよくいうが、「我」は勝負のうえでたいへん大切なものである。「我」があり、負けずぎらいがあり、そのうえに道理に目をひらかなくてはいけない
升田幸三
新しい考えはおおかた新しい感動のせ いなのだ。それは思慮によってではなくて、情熱によって得られるものなのだ
サマセット・モーム
孤独な人間がよく笑う理由を、たぶん私はもっともよく知っている。孤独な人はあまりに深く苦しんだために笑いを発明しなくてはならなかったのだ
ニーチェ
人間としての芯と軸をしっかり持たないといけない。それはひと言で言えば求道心だろう。一番てっとり早いのはカント哲学だ
中曽根康弘
経験や人生が反映されることで、はじめて意味が見出され名言となって訴えかけてくる。言葉とは、そういう「人生を映す鏡」のようなものではないでしょうか
野村萬斎
私という人間はこの世に一人しかいないのよ。たった一人の自分に対して「私なんか」なんて言うのは失礼
瀬戸内寂聴(人生)
人々が私のことを英雄として語るのは気分が良いものだ。しかし本当は私に向けられた言葉ではないのだ。私はお世辞を浴びせる口実として使われているに過ぎない
ネルソン・マンデラ
この世では、何が確かで何が不確かなのか、何も証拠がない。『あの女』を確かに敏腕だと思い込んでいたこともあったわけですから…。ただ確かなことは、『あの女』は、私達のそばにいつもいるということです
岩井志麻子
人間を見る目の力が本当に強い人は、被爆という、人間の悲惨な傷痕を撮っても、ある人間らしさを表現することができる。しかもそこには、その人がその悲惨から回復し、立ち直って、新しい人生を生きようとしていられる、その見事さというものも表現されている。もし自分が小説家として仕事を続けていくならば、こういうふうに人間を見つめる目というものを作らなくてはいけない、と私は思いました
大江健三郎
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