小説家の名言集
たとえ、問題がすっかり解決しなかったとしても、じっと考える時間を持ったということは、後で思い出すたびに意味があったことがわかります
大江健三郎
一方的な選択を過去から現在、そして未来へ持続していこうとする一貫性が、その人間の人格ということになる
最終目標はどこまでも大きくていい。でも目の前に掲げる目標は身の丈に合わないと続かないし、伸びない
坪田信貴
受験こそ教養を得るきっかけになる
明日できることは今日するな。棚からぼたもち。あわてないあわてない、ひと休みひと休み
無用なラベリングをして他人を評価しがちな日本の風土を変えたい
受験だけでなく、人生を成功させねば意味が無い
落ちこぼれる子がいるのは、勉強のやり方がわからなかったり、やる気の出し方を知らないだけ。それを教えてあげるだけで偏差値は確実に伸びていきます
とにかく書けとか、気合いを入れろとか、そんな教え方がまかり通っている。それにはまったく賛同できません
生徒のポジティブな側面をきちんと認める
成長を認めたり、いっしょに喜んでいるだけなのです
本人がワクワクする目標を設定してあげるだけでいい
指導のポイントとしては、責任を果たしていることへの承認や励ましを常に行うっていうのが大事ですよ
やったら確実に今よりも1歩でも前に進める
人間っていくらでも成長するんですよね
絶対無理ということは世の中にひとつもない
子どもたちからも大事なことをたくさん教わった
脳は鍛え方次第。脳の良し悪しで学歴は変わらない
親は小学生に勉強を教えない方がいい
やればできるというのは言わない方がいい
子どもを“ダイヤの原石”と思わない
ダメな人間などいません。ダメな指導者がいるだけなのです
基本的には子どもも大人も「ほめてのばす」
褒めるのではない。 成長の跡を確認し、その事実を伝えるから、やる気がでる
相手にどう伝わったかがすべてであって、自分が何を言ったかではない
叱ることは信頼関係が築けてからじゃないと意味がない
「お 前が今やってることは大丈夫なんだ」って。「少なくとも、この人たちは認めてくれる」っていう人が周りにいることは、すごい大事です
ちょっとした成長を認める。これが、すごく大事
夫婦仲がいいと、それだけで子どもはうまく育つ
大切なのはこちら側の価値観ではなく、相手の価値観で褒めること
今生き残っていること自体が奇跡としか思えない
ゆったりとした休暇を楽しむ事は幸福の確認
浅田次郎
人生に勝ち負けなんてありません
「小さな幸せ」を確認して生きてきた
自分にできることを着実にこなして、小さな幸 せを蓄積していく事によってこそ、人間は成長できる
日本語の基本、いい文章を書く心構えは、いかに最少の文章で最大の世界を言い表すかっていうこと
才能を信じなければ本当の努力はできない。でも、才能を過信してしまったら努力はできない
苦労を積み重ねるのではなく、日々の幸福を積み重ねることこそが、真の人生経験なのである
自分の書いた小説は全部自分の子どもみたいなものですから、どの子がかわいいかということも答えられません
表現するには教養が基盤にないとダメ
(書くことが)嫌いでやっている人は原稿を見ればわかりますよ
僕は自分で小説を書くに当たって、わかりやすい読みやすいというのを一番の目標にしている
浅 田次郎
自分の力で得られる小さな幸せを積み重ねていかなければ、物質的な意味でも精神的な意味でも幸福のレベルを上げていく事はできない
人生は血まみれ、泥まみれ、汗まみれなんです。そうやって生きていくのが人生であって傷つくことは当たり前
死生観は絶えず変わっていくもの
傷つくことを恐れないこと
人間が人間らしく生きることを考えた時に、一番必要な ものはやっぱりキレイなもの
今やっていることの結果が、明日出ることはない。細かい努力の積み重ね
最初から「俺は不幸だ」と思い込んでいたら「俺はジャン ケンが弱い」と思い込んでるのと同じように、ここという所で力を出せないんじゃないかな
私は幸福な人間である。今にしてそう思うのではなく、いつでもそう信じて生きてきた
人間はみんな欲深ですから、足りないものを追い 求めるとキリがない
幸福とは「さしあたっての苦労がないこと」
「俺は不幸だ」とばかり言っていると、いつまで経っても夢は叶わない
幸せっていうのは、今の自分の力でできる事をやり遂げた時に感じるのであって、自分には到底無理な事を追い求めようとするから、不幸だと感じる人が多いんじゃないか
幸福に関するキーワードは「知足」、すなわち「足るを知る」ということ
計画を立てるときは、何より最悪の場合を考えて立てる必要がある
仕事をどう選ぶべきかと問われたら、やはり好きなことをしたほうがいいと答えますね。向き不向きなんて考えないほうがいい
人は情熱だけで存外生きてゆける
どんなに有能な人間が一生かけても、一つの学問を修めるという事はできません
我々が今、最も恐れねばならないのは、小説がその本来の特性を放棄して、映像におもねることではあるまいか
人間を無限の夢へといざなう小説こそが、いつの世にも、文化の旗手でなければならない
知的進化を遂げた人間社会は精密かつナーバスで、我々は職場においても家庭においても、他のいかような局面においても、常に緊張を強いられている
人間は不幸に見舞われた際「これと同じくらいの幸福が必ず来る」と信じていなければ、たちまちに圧し潰されてしまう
世の中は先人たちが作った素晴らしいものに満ちています
人の心は宇宙と同じ無限の時空を持っている。そしてあらゆる芸術表現は、人の心と人を巡る天然の人為的再生に違いない
文学とは言葉による不変の美の追求
簡単な事を難しく書くのは、いともたやすい。難しい事をいかに簡単に書くかということこそ難しい
一つの動きを表現する為には、一つの動詞しかなく、一つの形容をなす為 には一つの形容詞しかないと言い切るフローベルの訓えは至言である
神々の造り給うた、人間の営みを含む天然のありようを、人間の力で再現しようとする試みが芸術
知能の発達によって人は運命を嘆くようになった
豊かさが教養を保証するわけではない
本当に苦労した人は、頭で忘れても体が覚えている
自分にはそもそも、後世に残るような作品を生み出す資質が与えられていない。この大前提を踏まえたうえで、「では、自分の作品をどのようにつくっていけばいいのか」これが生涯にわたっての僕のテーマだと考えています
好きだからこそ、楽しいからこそ、長くやっていける
苦労は美しいものを見失わせます
私のように、仕事と道楽が一致する場合には、仕事を取り上げられたら困るが、そうでないなら、やはり道楽をするべきだ
誰にだって口に出せない苦労はあるし、人に愚痴れる苦労なんて、たかが知れています
僕がいまだに原稿用紙に手書きで執筆しているのは、わかりやすく書くことを忘れないための戒め
人間はたくさん遊ぶべきだ
僕はいちばん好きなことを好きなようにやってきた
面白さや美しさは頭で考えるものではなくて、心に響いてくるもの
本というのは買った時が読みたい時
(アイデアについて)天から降ってくるようなものですから。だから、それを受け止められるテンションに、自分を保っておくことが大切
小説家としては39歳、40歳になっても泣かず飛ばずでした。新人賞にいくつ応募したって、箸にも棒にもかからない
ただし希望は数が少なく、おおかた抽象的だが、試練はいやというほどあって、おおかた具象的だ
村上春樹
元気だよ。春先のモルダウ河みたいに
希望があるところには必ず試練があるものだから
心を込めて看病してきた人を亡くし、もっと何かしてあげればよかったと悲しみ悔んでも、亡くなった方は喜びません。メソメソしているあなたを見てハラハラしていることでしょう。早く元気を取り戻してください
瀬戸内寂聴
私は「元気という病気です」とよく言います。ある講演会の司会者が、「瀬戸内さんの元気という病気が、ますます重症になるようにお祈りします」と挨拶して、会場が爆笑の渦となりました
僕には希望を持ったり、絶望したりしている暇がない
人間はそれぞれ自分の魂を持っている。それをほかの魂とまぜることはできない
ヘルマン・ヘッセ
木は神聖なものである。木と話す、木に耳を傾けることを知るものは真理を知る。木は教義も処方も説かない。木は個々のことにとらわれず、生の根源法則を説く
愛は憎しみより高く、理解は怒りより高く、平和は戦争より気高い
おそらくすべての芸術の根本は、そしてまたおそらくは、すべての精神の根本は、死滅に対する恐怖だ
私が人生を諦めて、自分一個の幸不幸などはどうでもよいと悟って以来、少なくとも人生は、私にやさしくしてくれるようになった