母親とは、重たいお荷物というか、腐れ縁の道づれ、というかモヤモヤした混沌未分のシロモノである
田辺聖子
女にとって、組織や役割なんて、いつでも脱ぎ捨てられるガウンのようなもの
岡本敏子
恋人として男と女とが違う点は、女は一日中恋愛をしていられるが、男はときどきしかできないということである
サマセット・モーム
およそ世の中に、家のために、女の子を親勝手に縁付けるほど惨（むご）たらしい事はない
泉鏡花
オレと姉ちゃんの仲間が悪くなったのも、親父とお袋の仲が悪くなったのも、銭であり学歴であり、それを煽り立てるこの社会であると、そういう幼児体験がオレの原型になってる
長渕剛
友への同情は、堅い殻の下にひそんでいるのがいい
ニーチェ
他の親切は、その当時にこそ余計なお世話に見えるが、後になると、もういっぺんうるさく干渉してもらいたい時期が来るものである
夏目漱石
恋心というやつ、いくら罵りわめいたところで、おいそれと胸の砦を出ていくものでありますまい
女には大きな人道の立場から来る愛情よりも、多少義理をはずれても自分だけに集注される親切を嬉しがる性質が、男よりも強いように思われます
年上の女を思い切って恋人や妻にするほどの男は、あらゆる点で女に魅力的な要素を持っているとみなしていい
瀬戸内寂聴（恋愛）
人か人を大切にしたり、思いやるっちゅうもんは、同じ空気を吸うとか、同じ時間を共有するとか、同じ釜の飯を食うての「つながり」なんやて
丸尾孝俊
父親にしても母親にしても、時に我が子に対して「すまなかった」と言わねばならなら時、あるいは言いたい時があるものである
河合隼雄
男と女の仲というものは、一寸先は闇である
嘘は、ついたことを忘れてしまうかもしれないが隠し事は夢の間も忘れてしまえない
いい友達を持ってるというのが、人間の一番のお手柄や
彼のネクタイから靴下まで好き、という気持ちは、欲情の一種である
美人も見慣れると、そこに顔があるというだけになってしまう
女は優しい男が好きなくせに、男が優しいと見くびるものである
結婚の相棒というのは、気楽な存在であるのがいい
女とは男より、恥が多く、生きづらい、むつかしい職業である
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