「賢者の石」を書いているときは、公園で乳母車を押して、子どもが眠るとカフェに駆け込み、寝ている間の二、三時間に書きつづけました。夜は子どもが寝てからの数時間を執筆にあてました。今書かなければ、一生書けないと思ったのです
jkローリング
J.K.ローリング(J.K. Rowling)はイギリスの女性作家。本名はJoanne Rowling。〈ハリー・ポッター〉シリーズの作者として知られています。1997年に初版され、世界中で大ヒットした。このシリーズは7冊で、魔法学校の学生・ハリー・ポッターが魔法界を舞台に冒険を繰り広げる物語です。また、シリーズ外にも多くの作品を制作、出版 しています。
不肖・宮嶋、無宗教である。死んだら人間も物体になるだけだ。電源を切ったカーナビと同じである。目に見えないものなど信じない。これは医者と同じくらい死者を見てきた私の実感である。私の死後に残るものは、無数のフィルムと何冊かの書籍。それもやがては色あせ、紙はボロボロになり、私を知る友人たちが世を去れば、私のことなどきれいに忘れ去られてゆくであろう
宮嶋茂樹
少年時代と青春時代の毎年、彼は魔法世界を救ってきました。そして誰も彼を信じなかった。彼は……彼は世界を救うことに全ての人生を費やし、次の学年が始まると学校に戻っていじめにあうのです。彼はハリー・ポッターで、彼は学校全体を守った。そして誰もが、彼はちょっと迷惑な存在だと思っているのです
裏でガタガタ言わないこと。練習が終わってから、あの子はどうこうって、女性特有の陰口あるでしょう。あれは絶対しない
井村雅代
ときには苦しいけれども 読む、書く、そして考える。そうしてみると、そのときは目一杯でも、あとで「心のゆとり」となって、必ずわが身に返ってきます。それが“教養”なのです
橋本武
(使用していた国語の教科書は、軍国主義を理由に3分の2は墨で塗りつぶされて真っ黒だったため)ぺらぺらでこんなものでは授業なんかできないと思いました。それでもなんとか生涯に渡って子供の記憶に残る授業をしたいと考えていました
私は毎朝黙って早く出て、郊外の森の中に入って、「どうぞ戦争はなくなって、人を殺すような時代がなくなりますように」と言って祈ってい ました。それが私の日課でした
石川洋
わたしの絵を気に入ってくださる方は、「創造力が発揮できて楽しいでしょう?」と言うけれど、それは見当違いよ。わたしは売るために絵を描いているの。生活のため、食べて行くため、そしてもっと球根を買うためにね
ターシャ・テューダー
湯川さんは寝ているときに何かひらめいたら起きて、すぐメモを取ったそうですが私はずぼらですからそんなことはしません。だから同じことを何べんも考えるはめになったりします
南部陽一郎
真夜中に急に遠くの病室からその子の母親の「もう少しでお父さんが来るからしっかりして」と言う声がしました。けれど、お父さんが来る前にその子は亡くなってしまいました。僕は、その後退院しましたが、今でもその出来事を覚えています。このように、自分が死ぬと、家族や周りの人が悲しみます
山田倫太郎
父から学んだことは、年齢に関係なく、好きなことに熱中する姿ですね。白寿(99歳)でモンブランを滑ったあと、ホテルの部屋に戻ってシャワーを浴びてベッドにドンと腰かけて「いやあ、わしゃ今生の別れのつもりだった」と言うんです。要するに死んでもいい覚悟でやったと。その言葉を鮮明に覚えています
三浦雄一郎
とにかく、自分の仕事でギリギリまで追い込まれる必要があります。それぞれの仕事を四六時中考える。昔の人は、寝る直前まで仕事のことを考えたし、朝起きた直後から仕事のことを考えていましたよ。でも最近の若い人は、職場の机を離れたら仕事のことなど忘れてしまう。大手企業ならいいかもしれませんが、中小企業はボスが倒れたら全員失業です。にもかかわらず、仕事のことを考えない。残念です……
安藤忠雄
人間はみんな死にます。川端康成さんも、三島由紀夫さんも、遠藤周作さんも、つい最近は北杜夫さんも、みんな死んでしまった 。私のように90まで生きてごらんなさい。親しい人間は全部死んだということが、よくわかります。だからもう、私は死ぬことも怖くないし、病気も気にしません
瀬戸内寂聴
(経団連会長就任直前のころ、家を夜間訪ねた記者に言った言葉)まあ君、ぼくは妻に先立たれたから淋しくてネ。慰問に来てくれたようなものだ。ゆっくりして行ってくれ、ぼくの妻知っているかネ。よい妻だったよ。君、奥さんを大事にしなさいよ。妻はいいもんだよ。写真を見ていってくれるかね。いい女房だったよ
石坂泰三
まだ「999」です。「1000」になってないんです。 私はこれまで出てきた全部の登場人物の物語を最終的にはひとつになるように、若い時から念頭に置いて描いています。ただ、これを描いてしまうとエンディング、ですよね。カーテンコールになっちゃう。まだイヤだから、合体させません
松本零士
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