おいキズキ、と僕は思った。お前とちがって俺は生きると決めたし、それも俺なりにきちんと生きると決めたんだ。お前だってきっと辛かっただろうけど、俺だって辛いんだ。本当だよ。これというのもお前が直子を残して死んじゃったせいなんだぜ。でも俺は彼女を絶対に見捨てないよ
村上春樹
僕は意外な贈り物が嫌いなんだ。君に言わなかったのは悪いと思うけどびっくりするような贈り物は大嫌いでプレゼントには見向きもしない。欲しければ自分 で買うさ。だから持っていないということは欲しくないということなんだ。定義の上ではね。君が僕にプレゼントをするということは欲しくないものをもらうことになるんだ。だから返したってかまわないよね?
リチャード・バック
誰しも自分の世界を把握し、それを死守するべきなんだ。そこで遠慮する必要はない。俺は自分の人生を世間の鼻っ面に晒して毎日を生きているんだよ。そんな奴は思いっきり嫌われるか好かれるかだろうが、俺にはその神経が備わっているのさ。逆にその分、正直だって事になる。これだけ勇気のある奴なんてそうそういるもんじゃないぜ。いくら嫌われたって俺は痛くも痒くもないね。どんな奴よりも勇敢なんだ。一歩も引かない。絶対に逃げないからな
ジョン・ライドン
世間に何かを見せたいのなら行動で示さなければ駄目なんだ。いい事をするか、しないか。それだけだ。計画なんかできない。いや、計画することも可能だが、計画づくでやったのでは、ひどく空虚だ
あんまり面白かったから、気が変わって『残る』と言うかなとも思ったけれど。あんた(いかりや長介)とうとう言わなかったね。スパッと辞めちゃった。もうあんたは行くんだよな、止めても無駄だと分かってはいるけど、こっちはあの時と同じ立場にいるような気がするよ
ザ・ドリフターズ
俺は人生はバクチだと思うから、バクチだったら長面だと。長く面張ったやつが勝つ。降りない。そのうちに絶対ワンチャンスなりなんなりがくるんだから、好きなことを通すことだね。そうすりゃいくんじゃない。俺だって事実、高校生ぐらいの時はどうしようもなかったわけだし。人生、長面ですよ
石橋貴明
いつだったかな、日本代表合宿でゴンちゃんと一緒にランニ ング したんだよ。別に競争でないんだよ。でもお互いにトッ プを譲らないんだ。 オマケに終わろうともしない。ずっと無言で走り続けていたんだよ。 結局、誰かに止めてもらったんだけど、そうじゃなきゃ、倒れるまで走っていたね、きっと
三浦知良
金のことでつべこべ言うと、母親にこっぴどく叱られたものだ。誰だって、金は欲しいに決まっている。だけど、そんなものに振り回されたら、人間はどこまでも下品になるというのが俺の母親の考えだった。貧乏人のやせ我慢と言ったらそれまでだが、そういうプライドが、俺は嫌いじゃない
ビートたけし
その砂嵐が終わったとき、どうやってそいつをくぐり抜けて生きのびることができたのか、君にはよく理解できないはずだ。いやほんとうにそいつが去ってしまったのかどうかも確かじゃないはずだ。でもひとつだけはっきりしていることがある。その嵐から出てきた君は、そこに足を踏みいれたときの君じゃないっていうことだ。そう、それが砂嵐というものの意味なんだ
演出家の体が弱っているということは恐ろしいものだ。それが作品の上に如実にあらわれる。俳優さんたちに催眠術がかけられない。ともかくこっちの気持ちにどうしても乗り移らせることができなくなるんだ。そうしたいと思っても、その気力が何としても生まれてこないんだ。たまらないことだねこれは
黒澤明
上を目指すってのは本当に孤独だ。常に孤独。ずーっと孤独。でも、その孤独をみんなに分かってくれよっていうのは甘ちゃんの話。何も言わなくたって分かる奴には分かる。そんな分かる奴がちょっとだけいてくれたら、それで救われるんだ
GACKT
僕は、自分の生き方が正しいかどうかなんてほざくほど、まだ、なんにもしちゃいない。ただ、自分の生き方が間違ってたなんてこれっぽっちも思っていない。自分否定して生きていたって何にも生まれないだろう? 自分ぐらい、最高の自分自身の味方でいてやれよ。それが僕の生き方だ
言葉は汚いが、これが素直な想いなんだよ。僕はさ、決して高い教育を受けた人間でもなければ、良い人間でもない。良心に溢れた人間でもない。冷たいところも一杯ある。でもな、そんな他人の汗の掻き方に文句をつけるクソヤローじゃない。これだけははっきり言える
女の子だって思春期でそうやって暴れんだから、あんたん家、男でしょ? 2人とも。やっぱ、お父さんの訳の分かんないところ出しとかないとね。怖さとか、大きな声じゃないからね。ほんとに怖いっていうのは。この人何しちゃうか分からなくなっちゃう時があるなっていうのが怖い事だからね
所ジョージ
人間は平等じゃない。美人に生まれる人も、そうじゃない人もいる。気に入ったものをひいきしてしまうのは、しょうがない。でも、「あいつばっかりかわいがられて、おれには冷たい」と思っちゃいけない。それはあんたがいけないの。冷たくされるのは、あんたがかわいくないからなんだよ
斎藤一人
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